第3話

YURI×MAHINA ✉️
365
2026/01/25 01:08 更新












‪”‬‪いちばん近い場所”‬


待ち時間。
長いソファに、ゆりが先に座っていた。

まひなは迷うことなく、
その隣――じゃなくて、ぴったり横に腰を下ろす。


ゆり
……近くない?


ゆりが言う。

まひな
近いのがいいの


即答。

ゆりは一瞬言葉に詰まって、
でも何も言わずに視線を前に戻した。

数秒後。

ゆり
……寒い?
 
まひな
ううん
 
ゆり
じゃあなんでそんな寄ってくるの


まひなはゆりの腕に、
そっと自分の腕を絡める。

まひな
理由いる?


ゆりは深く息を吐く。

ゆり
……ほんと、まひなは


そう言いながら、
絡められた腕をほどこうとはしない。

むしろ、
少しだけ力を入れて引き寄せた。

まひなの頭が、
ゆりの肩に当たる。

ゆり
ほら

まひな
なに?

ゆり
落ち着くでしょ


まひなは一瞬きょとんとしてから、
にへっと笑う。

まひな
……うん


そのまま、
ゆりの服の裾をちょん、とつまむ。

まひな
ゆり

ゆり
なに

まひな
離れないでね


あまりにも普通の声で言うから、
ゆりは逆に胸がぎゅっとなる

ゆり
……どこにも行かないよ


小さく、でもはっきり。

まひなは満足そうに目を閉じる。

まひな
じゃあ、ここが一番いい


ゆりは、
まひなの髪に顎が当たらないように
ほんの少し姿勢を変えた。




「誰にも取られないように、
でも独り占めしすぎない距離。」




それが、
二人にとっての“定位置”だった。









リクエスト、ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ🥹

末っ子組はほのぼのしてて可愛いですね💓‪💓

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