私は教室に入ろうとした。すると誰かに腕を引っ張られた。
えっ?!
ごめん。俺
あ、グク…
今から変なこと聞くけどいい?
ん?いいよ?
あなたの好きな人ってジン先輩?
え?違うよ…?
そうなんだ…でも俺、さっきジン先輩とあなたがハグしてた所みたよ…?
あれはジン先輩がっ…
あなたは優しいから拒否できなかったんでしょ?
拒否なんてできないよ…。
なんで?
それは…
それはあなたがジン先輩のこと好きだからでしょ?
ち、ちがっ…!
ごめん。俺ちょっと頭ひやしてくる…
グクッ…!
あー、私ってほんとになにやってるんだろう…。最悪だ…。
どうして涙が溢れてくるんだろう…おかしいな、こんな思いはじめてした訳じゃないのに…。
自分が嫌になる___。
こんな気持ち…
"無くなればいいのに…"
やっと気づいた…
「好き」の気持ちを…
あなた…?
え?テテ…どうしたの?ニコッ
どうしたの?って…あなた泣いてるじゃん
そ、そんなこと…ないよ…?
俺だったらそんな顔…させない…ギュッ
あなた、好き。大好き。
テテ…
泣いていいよ?今、おれ以外誰もいないから…
そして私はテテの胸の中で泣いた。
どれぐらいたったのか…
テテ…?
すぅ…すぅ…😴
クスッ
んー?あなた…好きぃ…ふふっ…
可愛い…(ボソッ)
グイッ
今、可愛いって言ったなー?
い、いって…ないよ…!笑笑
えー?言ったでしょー?笑笑
えー?笑笑
あ、やっと笑った笑笑やっぱりあなたは笑顔が可愛いね!あっ、もちろんいつも可愛いけどね!笑笑
…
ん?あなた?寝た?
ねぇテテ…
なにー?
テテってなんでそんなに優しいの?
それはねー、好きだから…!笑笑
あー、なんか調子狂う…聞かなきゃ良かった
えー?笑笑
なんか…もう少しこのままでいたいって思っちゃったから…
ッ//いいよ?///
グクsaid
あなたについ当たってしまった。なんてバカなことしたんだろう…
あー、俺のバカ…。
あなたが好きなのに…
自分がいやになる…。
あれ?グク?
あ、モモ…
あ!そうそう今日さ、ジン先輩教室に来たじゃん?ジン先輩、あなたのこと好きらしいよー笑笑
そんなの…知ってる…
(あれ?なんかグク怒ってる…?)
(やっぱりあなたに謝ってこよう…)ごめん。これから用事出来たから、また明日な!
う、うん
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。