とある暑い日。
エアコンが故障しました。
暑すぎてみんな気が滅入っている。
それを聞いてバッとみんなの顔があがる。
みんな、さっきまでぐでぇ…っと気だるげだったのに、活気が溢れてきた。
そう言われた瞬間、みんなが自分の部屋に行った。
部屋でバッグに荷物を入れる。
結局私のラッシュガードは、少しフリルのついた無地の物にされた。
三人と色違いだからまぁ、いっか。
一階に降りていくと、たっつん達が物置から何かを取り出していた。
ガチャガチャと物置の中を漁る。
すると、ガチャっとドアが開いてじゃっぴが出てくる。
そう言って二人が笑う。怖い。
それから準備を済ませて、車でプールへと向かった。
みんなが「はーい」と答えて、更衣室に駆け込んだ。
そう言って三人が笑い出す。恥ずかしいからやめて。
プールの方に出ると、もう既に男子組は遊び出す準備をしていた。
でも、「遅い」とは誰も言わなかった。
みんなが「おー!」っと言ってプールに入り出す。
そう言ってヒロくんに水鉄砲を渡された。
え、渡されても何も出来ないけど。
プールの中でゆあんくんが私に水鉄砲を向ける。
拒否権は無く、思いっきり水をかけられた。
そう言われて、めちゃくちゃに水鉄砲をうった。
お互いにまだ頭まで浸かっていない癖に、髪がビショビショになってしまっていた。
ビショビショに濡れたお互いを見て、思いっきり笑う。
その後、手当り次第にみんなに水鉄砲をうった。
じゃっぴやうりにはうち返され、もふくんにはめちゃくちゃに怒られた。
蝉の五月蝿い夏、私達の笑い声は蝉の鳴き声に負けじとそこら一体に響いた。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。