第4話

料理教室
11
2022/04/14 12:27
プシュー

ガタガタ

バスの座席に座りスマホを取り出す
綾に連絡を入れようと思いLINEを開く
冬搗 鈴
冬搗 鈴
今出た所
30分もすれば着くと思う
メッセージを送り終わると、すぐに返信が来た

了解というスタンプだ
最近は、学生の流行りに乗ろうとスタンプを積極的に使っているらしい
ゆるい猫の顔がなんだか笑えてきてしまう

外の景色をぼんやりと見る
そうしているうちに時はあっという間に過ぎていく

「◯▽駅 ◯▽駅」
バスのアナウンスが僕の目的地を読み上げる

タッ
プシュー
ブロロロ

バス停で降り、真っ直ぐに道を歩いて行く
少し先の所で綾が手を振っていた
古住 綾
古住 綾
スズ〜
久しぶり〜
少し速足で歩く
隣に来ると、綾は僕の額に手を当てた
古住 綾
古住 綾
前会った時より身長伸びた?
冬搗 鈴
冬搗 鈴
ちょっと伸びたかな
古住 綾
古住 綾
よしっ
冬搗 鈴
冬搗 鈴
何で「よしっ」なんだよw
古住 綾
古住 綾
身長当てれたから?w
冬搗 鈴
冬搗 鈴
www
ぼんやりと雑談をしながら歩いて行く
数分後、白い壁の家が見えてきた
綾の家だ
古住 綾
古住 綾
到着〜
冬搗 鈴
冬搗 鈴
おじゃまします
古住 綾
古住 綾
どうぞ〜
そう言われて玄関に入った
花瓶の花が今日は「ゆり」になっている
中に入ると、いつもの様に、優斗くんと智瑠さんが迎えてくれた

智瑠さんは綾の夫で、優斗くんは綾と智瑠の子供だ

洗面台で手を洗うと、ソファに荷物を下ろす
古住 優斗
古住 優斗
なにつくるの?
冬搗 鈴
冬搗 鈴
んー、何が良いかな
古住 綾
古住 綾
唐揚げとか?
スズまだ、揚げ物やった事ないでしょ
冬搗 鈴
冬搗 鈴
まぁ、
古住 智瑠
古住 智瑠
唐揚げ良いね〜
スズくん、多めに作って持ち帰ったら?
冬搗 鈴
冬搗 鈴
ありがとうございます
そうします
古住 優斗
古住 優斗
やったー!
からあげたくさんたべる!
古住 智瑠
古住 智瑠
うん
たくさん食べようね〜
古住 綾
古住 綾
よし、そうと決まれば作ろう!
冬搗 鈴
冬搗 鈴
はーい
僕はそう返事をすると、バッグの中からエプロンを取り出した

さっと身につけると綾と並んでキッチンに立つ
古住 綾
古住 綾
あれ?
そのエプロン
冬搗 鈴
冬搗 鈴
うん
先月の誕生日にもらったやつ
古住 綾
古住 綾
早速着てくれたんだ!
ありがとう〜
冬搗 鈴
冬搗 鈴
どういたしまして
綾が鶏肉を取り出すと、包丁で筋を切っていく

僕も母がやっているのを見ていたため、見よう見まねで進める
古住 綾
古住 綾
あ、そこはもうちょっとやらないと
冬搗 鈴
冬搗 鈴
あ、そうなのか
綾からのアドバイスももらいながら調理を進める
古住 綾
古住 綾
よし、完成!
冬搗 鈴
冬搗 鈴
できた〜
古住 優斗
古住 優斗
あじみ!
優斗くんがキッチンに走ってくる
古住 綾
古住 綾
はいはいw
熱いから気をつけてね
そう言って綾は竹串に刺した唐揚げを1つ渡した
冬搗 鈴
冬搗 鈴
どう?
古住 優斗
古住 優斗
美味しい!
冬搗 鈴
冬搗 鈴
良かった〜
古住 智瑠
古住 智瑠
どれどれ
智瑠さんも1個手に取り、口へと運ぶ

サクッ
古住 智瑠
古住 智瑠
ん、美味しい!
古住 綾
古住 綾
やった〜
2人が微笑む
古住 優斗
古住 優斗
もういっこ!
古住 綾
古住 綾
夕飯のぶん無くなっちゃうよw
そんな3人を見て、幸せな家族だなと思った
冬搗 鈴
冬搗 鈴
じゃあ、家のぶんも貰って良い?
古住 綾
古住 綾
うん!カウンターの上のタッパーに入れて持っていって〜
冬搗 鈴
冬搗 鈴
はーい
ある程度もらうと僕は荷物をまとめ、上着を着た
冬搗 鈴
冬搗 鈴
じゃあそろそろ
古住 綾
古住 綾
うん じゃあまた
古住 優斗
古住 優斗
またね〜!
古住 智瑠
古住 智瑠
また来てね
冬搗 鈴
冬搗 鈴
おじゃましました〜
3人に見送られバス停まで歩く
僕はこのやりとりが最後だなんて、思いもしなかった
主
どうも 主です
そして前回からまた遅れてすみません、、
許してください(´;ω;`)
佐々木 悠里
佐々木 悠里
どうせテストがどーたらこーたらだろ?
主
いや、一応学生だしね!
千田 雷斗
千田 雷斗
ジロッ
主
はい、すみません
言い訳です
冬搗 鈴
冬搗 鈴
これは超スロー投稿だな
主
かもしんないです、
でも、出来るだけ頑張って投稿するので
長い目で見てくれると嬉しいです
佐々木 悠里
佐々木 悠里
それじゃ〜
全員
全員
おつスズ〜

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