第4話

第3話 嵐
505
2023/05/28 15:00
チャイムが鳴り、ガヤガヤしていた廊下は一気に静かになる。

1時間目 数学

x=8 y=\\\イケメン/// ❌

2時間目 英語

I want to『\\\彼氏///』️⭕️

3時間目 美術

題名 \\\イケメン/// ❌


なんてことだ。3時間分の授業内容を思い出せない…。(ってかなんで英語️⭕️?)

転校生のことで頭がいっぱいになっていた。

〜休み時間〜
あなた

はァァ…イケメンねぇ……

A子
あ、あなたも例の噂聞いたんだ!
ビクウゥゥッ!!
と体を震わせた。
まさか聞かれるとは思わなかった…
B美
プッw
動きおっかしぃ〜
恥ずかしくて、顔が淡いピンク色になっていた。
A子
私ね〜!昼休み、校門の前で待ち伏せしようと思うんだ!B美と一緒に!
あなた

へ〜B美も!?珍しいね

B美
なんせ、来るのってかの有名なジョースター家って聞いたからね。行くしかないでしょ!
ジョースター家。
世界に名を轟かせ続ける
超大金持ちの家だ。
財団…
不動産…
ギャング…
色々な噂を聞くが……

何より、美男美女しか居ないらしい!

〜昼ごはん〜
あなた

(そういえば、高等部4人
中等部に1人って聞いたな…。
え、4+1=5 でしょ……)

5人来るの!?!?

あ。思わず大きな声が出てしまった。
とは言っても、隣に聞こえるか聞こえないかぐらいの大きさだが、聞こえていたみたいでこちらをガン見してきた。コエエエ…
〜昼休み〜

音楽の教科書と筆記用具を持って
音楽室へ向かった。

3つの校舎の他に別棟がある。
その中に音楽室がある。

別棟に行くには、高等部と中等部を分ける校門の前の大きな道を横断しなくてはならない。

そして、そこに丁度転校生が来るらしいから、ついでに見ていこうという訳だ。














……案の定ものすごい人だかりが、
道の真ん中にあった。
人だかりの中心に3つほど頭がぴょこっと出てきている。
その顔は遠目から見てもイケメンだった。
あなた

かっこいいなぁ…。
でもあっち行くとヤバそう…

私はできるだけ集団に近づいて、
巻き込まれないぐらいに。
遠目から、3つのイケメンの頭を見ているだけでもその眩しさの虜になりそうだった。

暫く見つめていると、3つの頭のうち、1つがこっちに近づいてくる。
人だかりの1部もこっちに近づいてくる。

(あ、こっち通りたいだけかな)
と思い、人だかりを避けると、
私を追いかけるように方向転換した。
あなた

えっえっ!?

???
………
いくら避けても追ってくるので、走って振り切ろうとした。人だかりも走ってきた。
めちゃくちゃ早い


……しかし運動してないため、
足が遅けりゃ体力もねぇ。
あなた

もう無理ぃ…

私は足は完全に止まり、猛スピードで
突っ込んでくる人混みに呑まれてしまった。
















To Be Continued…

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