いつもの 毎日の習慣になっている撮影が始まる
自分にとっては、この時間はとても楽しい。
『甘えたい』という自分の酷な感情が、少し和らぐからだ。
例えば、そうだな…
俺はたまにひまじんにちょっかいをかける。
「なでなでして〜」とか、成人男性が言うと恥ずかしいようなことも言ってしまう。
それを、現実ではせずにゲームで、ゲーム内で解消できるから。
と、ひまじんがこちらに向かって走ってくる。
手には白側しか手に入らない望遠鏡。
今回ひまじんは白側か、なら安心。
と、ひまじんに対して石を思い切り投げた。
ひまじんは、イタズラをしやすいから好きだ。
し終わっても廃れることのない、いわばトッポ。
そして、俺が甘えてもなにもせずにそのまま立っていてくれる。
相棒がいない俺にとっては、とてもとは言わなくても必要な存在である。
…言い過ぎか。
そうやって2人で笑いながら駆け出す。
今にも上から音楽が流れてきそうな勢いで。
と、そうやって走っていくと船についた。
このが叫んでくる。
1.take a video終












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。