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みんながナイトコードの通話に入ってきて、共通のカレンダー兼メモアプリを開く。
今日みたいな月の初めには、その月の予定をナイトコードでみんなで伝え合うのが4人の決まりなのだ。
オレの机には、脚本作りに関する本や演技に関する攻略本、エッセイ本が並んでいる。
みんなを待っている時間や暇な時間、寝る前などには常に予習として読んでいるのだ。
各自で準備をする。
まだ約束の10分前なのに、もうみんな輝いている。
オレは読んでいた攻略本を閉じ、パソコンの画面の方を向いた。
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ある程度今月の予定が決まり、次の練習日の内容について話していたところ、オレはとあることに気がついた。
オレは、急いで自分の部屋のカレンダーを確認した。
そこで、オレはとあることに気づいた。
オレがみんなに伝えた予定がズレていたのだ、しかも1ヶ月。
つまりオレは、来月の予定を間違えてみんなに伝えてしまっていた、ということ。
しかし今、3人は練習についてでとても盛り上がっている。
オレは3人に迷惑をかけたくなくて、とても言い出すことが出来なかった。
オレはマイクを切り、ふぅーっ と息を吐く。
そして少し気持ちを落ち着けたあと、机の引き出しからカッターを取りだし腕を傷つける。
辺りに鉄の匂いが立ち込め、腕は当たり前だが負傷した。
オレがオレ自身を責めていたとき、
みんながオレを呼んでいた。
オレは、マイクをONにしてみんなの元へ戻った。
オレは、震えていた。
予定のことどうしようかと。
本当は、正直に言わなくちゃいけないはずなんだ。
でも、なぜだか声が出なかった。
みんなが次々と通話部屋を抜けていった。
オレは、何も言えなかった。
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雨の音が鳴り響く深夜。
オレはベッドに横たわっていた。
少し腕を切りすぎたからか、気持ち悪い。
オレの部屋には、赤く染った包帯が散らばっている。
机には、カッターや薬もある。
薬は、昔使っていた。
だが今はたくさん飲むのが辛くなってきたからなのか、自然と飲まなくなってきたが。
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暗い部屋がだんだん明るくなってくるのが分かった。
おそらく、日が登り始めたのだろう。
スマホからはメッセージの通知が今も鳴り響いていて、震えることしか出来ない。
でも、やっぱりみんなにしっかり謝罪をしないといけないと思った。
グループLINEを開こうと思い、スマホを手に取った。
みんなに伝えなきゃ。
でも、その時、
アンチからの通知が目に入った。
オレは、また何かを失った気がした。
手からスマホがストンっと落ちた。
目の前には、赤くなったカッターがある。
オレは、本当にダメなやつだな。
カッターを強く握り締め、腕を切る。
血がぼたぼた、いや、どろどろと溢れてくる。
オレなんか、生きてちゃいけないんだ。
オレなんか、死んだ方がいいんだって。
こんな思いをしたのは、いつぶりだろうか。
こんなにも追い詰められたのは、一体いつ以来だっただろうか。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!