昼になっても春千代はリビングに来ず…
朝の事から春千代は機嫌が悪いみたい…
私は春千代の部屋に行ってドアを叩いた
ドンドン
いつもの春千代とは違う態度に私は固まった
もしかして春千代…
私は静かにリビングに戻った
夜になって春千代はようやくリビングに来た
ガチャッ
私は春千代の態度にイラついていた
グッ
その時、春千代は私の腕を強く掴んだ
パッ
バタン゛
春千代は力強く扉を閉めるとそのまま何処かに行った
そしてそれから数時間後…
春千代はこのまま帰ってこないかもしれないと不安になった
私はゴミゴミしてて明るい大人の世界に溶け込むように街を走った
そもそも春千代の事よく知らないから何処に行くのかもわからない…
私は必死に探した
もしかしたら会える…そんな希望をもって
春千代はこの前とは違う女の人と一緒に歩いていた
女の人は私と違って綺麗で、色気があって…
これで2回目…もう誰も信じたくない
私は家に帰ってしばらくボーっとしていた
私は春千代が帰ってくる前に家を出ようとした
ガチャッ
私は驚いて前を見たらそこには春千代ではない人が居た
その後、竜胆さんを家に入れて今までの事を話した
竜胆さんは真っ直ぐ私を見て話し始めた
竜胆さんは私の頭に手を置いた
竜胆さんの事もまだ正直信じてはいない。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。