その後僕達は少し外に出ていた、ほんの数分だったと思う
帰ってきてまーくんに声を掛けた、でも少し様子が可笑しかった
そう言って見せたのはまーくんが一ヶ月も掛けて作ったプラモだった
俺じゃない、春がそう言おうとしていた時言葉を遮るように春を殴った
頬を押さえて座り込む春を見て頭が真っ白になるような感覚が広がった
そう言って僕を殴り飛ばした、腕でガードしてなければ結構吹っ飛ばされてただろうな…それでも腕が痺れて動かせないけど
そう言ってプラモの欠片を持ち春に近付いていくまーくんを見てヤバいと感じた
そこに声を聞き付けてきたけーちゃんが現れた
事態を察してくれたのか何も聞かずにけーちゃんはまーくんを止めようと脇の下に手を通し止めようとしていた、が、それでもまーくんは止まること無く春の方へ向かっていきプラモの欠片を春に向かって振り上げた
僕は咄嗟に駆け出すと春の前に立った、勿論まーくんが手を止めることはなくプラモの欠片は僕の左目を瞼からぱっくり切り裂いた
激痛が走った、左目が痛くて開かない地面に血がボタボタと垂れている
痛い。けど、それより今僕の頭を支配したのはまーくん…いや万次郎に向けての"怒り"だった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。