第11話

練習試合⑥
37
2024/06/26 13:30


まぁ、結局烏野が勝ちました!!!



もう私はニッコニコ…と言いたいところなのですが………








今は青葉城西のマネージャーなんですよ。

一人でキャーキャー言ってても駄目じゃないですか。

























負けたんですから































及川 徹
あなたの下の名前ちゃん……負けちゃった……


ヘラっと笑っていても、私にはわかる。

心は笑ってない。



あなた
無理に笑っても、自分を苦しめるだけですよ。


及川Side



負けた…

あなたの下の名前ちゃんもいて、すっごく嬉しくて…

頑張った

でもそれがむくわれないのはやっぱり悲しい




及川 徹
あなたの下の名前ちゃん…負けちゃった…
あなた
無理に笑っても、自分を苦しめるだけですよ。



社交辞令のように、ただの言葉ではなくて













優しく笑って、

心がこもった、温かい大切な言葉と感じられた







あなた
まぁ、私は、及川さんのプレー、
結構好きですよ。笑
及川 徹
俺のこと好き……?
あなた
プレーがですよ!
でもまあ…


































































あなた
かっこ…よかったですよ、!笑



ギュゥ…




あなた
え!?あの…及川さん?
及川 徹
ごめん。あと少しだけ…笑

可愛くて可愛くて…大好きで、振り向いてくれない君は、
いつになったら俺のものになりますか、?

あなた
ん〜、いいですよ!
あと、これ…青葉城西のみんなに渡してください!名前書いてあるんでわかると思います…
及川 徹
え?これ…









渡されたものは、俺たちのチームの人数の
ことが書かれたプリント



全てのプリントにびっしりと字が書いてあり、内容もしっかりしている。













及川 徹
こんなの…いいの?
あなた
はい!さっきまで青葉城西のマネージャーだったんで!
あなた
では、さよなら!




あなたの下の名前ちゃんは、もうバスに乗らなくてはいけなく、主将ちゃんに呼ばれて行ってしまった。


及川 徹
…大好き






































寂しさがこみ上げてきて、ペラっと自分のことが書かれた紙を探した。








そこには









及川さんのプレー!!!


・それぞれのスパイカーの好みの高さを知っ
ているうえに、ちゃんとそこまで上げてい  る!    

・チームとのコミュニケーションを程よくとっている!

・自分の力を最大限に出している!

・サーブが~~~~~~で~~~~~になっている!






など、嬉しいことでいっぱいだった。






            









及川 徹
み〜んな〜!あなたの下の名前ちゃんからのすごいプレゼント、もらったよ〜!




及川 徹
ただいま〜





もう一度プリントを見てみた。

あなたの下の名前ちゃんが俺のためにって思うとすごく嬉しくなる。









及川 徹
…あれ……?



プリントの片隅に、小さい文字で何かかいてあった。かなり小さくて分かりにくかったが、しっかり俺には見えた。















すごくかっこよかったですよ。あと、無理に笑わないでくださいね。自分が辛くなるときが来るので。
応援してます!!笑

















…って………………






























ちょっとだけ、ちょっとだけなら、

期待、してもいいかな…?















あなた
っは〜〜〜〜!つがれた〜…


及川さんのサーブ、

かっこいいと本心で思ったから書いた

でも、ちょっと恥ずかしい気もして、ちっさく書いだ。







及川さん、ハグしたとき、いい匂いしたな…



































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