まぁ、結局烏野が勝ちました!!!
もう私はニッコニコ…と言いたいところなのですが………
今は青葉城西のマネージャーなんですよ。
一人でキャーキャー言ってても駄目じゃないですか。
負けたんですから
ヘラっと笑っていても、私にはわかる。
心は笑ってない。
及川Side
負けた…
あなたの下の名前ちゃんもいて、すっごく嬉しくて…
頑張った
でもそれがむくわれないのはやっぱり悲しい
社交辞令のように、ただの言葉ではなくて
優しく笑って、
心がこもった、温かい大切な言葉と感じられた
ギュゥ…
可愛くて可愛くて…大好きで、振り向いてくれない君は、
いつになったら俺のものになりますか、?
渡されたものは、俺たちのチームの人数の
ことが書かれたプリント
全てのプリントにびっしりと字が書いてあり、内容もしっかりしている。
あなたの下の名前ちゃんは、もうバスに乗らなくてはいけなく、主将ちゃんに呼ばれて行ってしまった。
寂しさがこみ上げてきて、ペラっと自分のことが書かれた紙を探した。
そこには
及川さんのプレー!!!
・それぞれのスパイカーの好みの高さを知っ
ているうえに、ちゃんとそこまで上げてい る!
・チームとのコミュニケーションを程よくとっている!
・自分の力を最大限に出している!
・サーブが~~~~~~で~~~~~になっている!
など、嬉しいことでいっぱいだった。
もう一度プリントを見てみた。
あなたの下の名前ちゃんが俺のためにって思うとすごく嬉しくなる。
プリントの片隅に、小さい文字で何かかいてあった。かなり小さくて分かりにくかったが、しっかり俺には見えた。
『すごくかっこよかったですよ。あと、無理に笑わないでくださいね。自分が辛くなるときが来るので。
応援してます!!笑』
…って………………
ちょっとだけ、ちょっとだけなら、
期待、してもいいかな…?
及川さんのサーブ、
かっこいいと本心で思ったから書いた
でも、ちょっと恥ずかしい気もして、ちっさく書いだ。
及川さん、ハグしたとき、いい匂いしたな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。