ーあかりsideー
阿部さんから全ての事を聞いた。
あなたに嫌なこと言っちゃったなぁ…
でもきっと、あなたは勘違いしてる……
あなた、ごめん、私、阿部さんの事好きになりそう。
幼なじみとしてこれは許されないよね……
でも、あなたには目黒さんがいるし、狙ってもいいよね……?
ごめん、あなた……
本当にごめん……
私は最低な幼なじみだね……
でも、きっと好きって気持ちは芽生えちゃったから…
この気持ちは変えられない…ごめん……
ー翌日 あなたsideー
今日も会わないといけないのかな……
正直大学三限からだから休みたいって気持ちが強い…
どうしようかな……
このまま大学、サボっちゃおうかな……
いや、でも単位取りたいし……
私はデートを存分に満喫したと、蓮の運転する車でラインを見ていた。
すると……あの人からラインが来た
既読無視…か……
まあ、もういいけど……
私はもう、亮平の所になんか行かない
私は行きたくないが、誤解というものが知りたくてうずうずしていた。
その様子を見た蓮は心配そうに私を見つめていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。