あなた side
私が怒りをあらわにして叫べば
かなちゃんからのツッコミが飛んできた。
私の様子にいつもはいない人たちの
苦笑も聞こえてきた。
今日は私たちVOLTACTIONと3SKM
のライブが開催されるために練習を
朝から行っている。
ローラースケートを使うのだが、
小さい頃からスポッチャに行っても
それだけは避けていたせいかなのか
いつまで経ってもできる気配がしない。
そうだった、新曲のダンスが… !!
これが終わっても帰れないことに
絶望を覚えて床に寝転がった。
もうヤダ!
帰ってレポート書かないと
単位落としそうなのに…!
「ほらほら〜」と立つように促す
ひばちゃんをキッと睨みつけた。
大学生を舐めてもらっちゃ困る!
そんな理由じゃない。
私への解釈どうなってるんだ。
子供のように駄々をこねる私を
いつものことだと言わんばかりに
無視して無理やり起こす。
このままじゃ私が足を
足を引っ張りすぎることになって
このあとの練習が大変なことに…!
さかちゃんの声にざわつき出す。
と言ってもざわつているのは
この二人と後輩くらい。
迷惑客じゃないでしょ!
店員さんも応援してくれるし
上手な人たちに教えてもらおう。
そんなコミュ力はないんだけどね!
私だって忙しいのに!
いつも暇でしょって言って
イジってくるの本当にやだ!
「俺も俺も」とみんなが
わらわらと賛同しだす。
全員でスポッチャに行く羽目に
なりそうだよ、これ!
こうしてみんなでスポッチャに
行くことになった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!