第12話

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2026/03/15 08:09 曎新



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入瀟しお䞉日目。
私は早くも、自分の教育係が”ずんでもない人"だず理解しおいた。
.
ここはね、こうやっお入力するず楜だよ

隣の垭から、柔らかい声が萜ちおくる。
画面をのぞき蟌む距離が、近い。
あなた
 あ、ほんずだ。ありがずうございたす
.
うん、芚えるの早いね

さらっずめお、にこりず笑う。

ヌヌずるい。

この人、たぶん自芚ない。

営業成瞟トップクラス。
瀟内アンケヌトの"盞談しやすい先茩"第䞀䜍。

その名もキムゞュン゜先茩。

しかも誰に察しおも同じ枩床で優しい完璧っぷり


こんなの、奜きにならない人いる......


ちら、ずフロアの向こうを芋るず、案の定
女性の先茩たちがこそこそずこちらを芋おいる。

.....ですよね。

私は慌おお芖線をモニタヌに戻した。
.
どうかした
あなた
い、いえなんでもないです

即答するず、
ゞュン゜先茩が少しだけ目を现める。
.
真面目だねㅎ

ぜん、ず。
軜く頭に手が觊れた。

䞀瞬、思考が止たる。
.
でも新人のうちは、もっず頌っおいいんだよ

い぀も通り、優しい声。
優しいのにヌヌ

なんで、こんなに心臓うるさいの.....

キヌボヌドを打぀指先が、少しだけ震えた。




その日の倕方。

フロアの人が少しず぀垰り始める䞭、
私は䞀人、パ゜コンずにらめっこしおいた。


.....終わらない


今日䞭にたずめるよう蚀われた資料。
先茩に教わった通りにやっおいるのに、现かいずころで手が止たる。

迷惑、かけたくない。

そう思っお、私は小さく息を吐いた。
.
  ただ残っおたの

䞍意に、埌ろから声が萜ちおくる。

びくっず肩が跳ねた。
振り向くず、ゞュン゜先茩が立っおいた。
あなた
す、すみたせんもう少しで終わるので
.
うん。終わらないんだね

やわらかいのに、芋透かすみたいな声。
先茩は私の隣の怅子を匕いお、自然な動䜜で座った。
.
どこで詰たっおる
あなた
えっず、その ここが、ちょっず

画面を指さすず、先茩が身を寄せおくる。


距離が、近い。

キヌボヌドの䞊で、私の指が止たった。
.
ん、ここはねヌ

説明しながら、先茩の指がマりスを操䜜する。

さらっずした暪顔。
萜ち着いた声。
い぀も通り、䜙裕の衚情。

なのに 
あなた




.
 どうかした
あなた
いえ、なんでもないです

危ない。
芋惚れおたなんお、蚀えるわけない。



数分埌。
.
ヌこれで倧䞈倫。やっおみお
あなた
はい

蚀われた通りに入力するず、さっきたで止たっおいた凊理が、すっず通った。
あなた
 できたした

思わず顔を䞊げるず、先茩がふっず笑う。
.
ん。よくできたした

その䞀蚀が、思ったよりずっず嬉しくお。
胞の奥が、じんわり熱くなる。

ヌでも。
あなた
  あの
.
ん
あなた
先茩、もう䞊がっおもらっお倧䞈倫ですよ
私、䞀人でできたす

迷惑、かけたくないから。

そう蚀った、぀もりだったのに。


䞀瞬。
先茩の衚情が、ほんの少しだけ倉わった。


優しいたた。
でも、い぀もの䜙裕が、少しだけ薄れお。
.




静かに、私を芋る。


そしお、
.
無理する前に、頌れっお蚀ったよね

䜎くお、少しだけ匷い声。

思わず、息が止たった。
先茩は小さく息を吐いお、芖線を逞らす。
.
 ごめん。キツく蚀う぀もりはなかった

耳が、ほんのり赀い。
初めお芋る衚情に、胞がどくんず跳ねた。

私は、気づいたら口を開いおいた。
あなた
 先茩っお
.
うん
あなた
誰にでも、そんなに優しいんですか

蚀った瞬間、したったず思った。
倉な意味じゃないのに。
なのに。

先茩は、少しだけ目を芋開いお䞀

それから、困ったみたいに笑った。
.
  どうだろ

キャスタヌ付きの怅子が、少し音を立おお近づく。


逃げ堎が、ない。
先茩は私をたっすぐ芋お、静かに蚀った。
.
少なくずも

䞀拍。
心臓が、うるさい。
.
あなたちゃん盞手だず、党然䜙裕ない

その瞬間。

今床は、私の顔が䞀気に熱くなった。




翌朝。
.
おはよう

出瀟しお垭に着いた瞬間、
頭䞊から聞き慣れた声が萜ちおきた。
顔を䞊げるず、先茩がい぀も通り爜やかに笑っおいる。

......い぀も通り、のはずなのに。
あなた
はい、おはようございたす

挚拶を返した、その盎埌。

こずん。
デスクに、猶コヌヒヌが眮かれた。
あなた
え
.
昚日、遅くたで頑匵っおたから

さらっず蚀っお、
先茩は自分の垭に戻っおいく。

......え

朝から心臓が忙しい。




昌䌑み。
.
䞀人で行くの

立ち䞊がった瞬間、声をかけられる。
あなた
え、はい。その぀もりで
.
俺も䞀緒行くね

有無を蚀わさない返事。
しかも自然に隣を歩いおくる。


 距離近くない


昚日たでの先茩は、
優しいけど䞀歩匕いた距離感だったのに。

今日は明らかに䞀
あなた
ゞュン゜先茩
.
ん
あなた
 今日、ちょっず距離近くないですか

思い切っお蚀うず。
先茩は䞀瞬だけ目を䞞くしお。

それから、ふっず笑った。
.
バレた

心臓が跳ねる。
先茩は少しだけ芖線を逞らしお、困ったみたいに続けた。
.
昚日さ、

䞀歩、近づく。

廊䞋に、私たち二人だけ。
.
䜙裕ないっお蚀ったの、芚えおる
あなた
 っ、はい
.
だから

䜎くお、やわらかい声。
なのに逃げられない。
.
ちょっず、頑匵っおみようかなっお

䞀䜕をですか、
そう聞く前に

ぜん、ず。
昚日より少しだけ長く、頭に手が眮かれた。

.
たぁ、

い぀もの爜やかな笑顔に戻っお、先茩が蚀う。
.
僕のこず、ちゃんず頌るんだよ

でも。
その耳が、ほんのり赀いのを


私は、ちゃんず芋逃さなかった。




   曎新遅れちゃっお申し蚳ないです 😖
 
    お話だけで2000字超えちゃいたしたね💊

    このお話、䞀応続きあるんですけど、芋たい方いたすかね 🫣

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