これのちょっと前ぐらいのお話です
ため息をつくと肩の力がやっと
安心したかのようにホッと和らぐ。
でもこんなときでさえ頭の中は
明那先輩のことしか考えてなくて、
なんだか笑えてしまう。
ふとこぼれ落ちた言葉。
何かに操られているかのように
手をまっすぐスマホに伸ばして、
緑のアイコンをタップする。
『 会いたい 』
気づいたときには
それを送ってしまっていた。
焦った時にはもう遅くて既読がついていて、
更に慌てると電話がかかってくる。
当然それも慌てていたから
誤タップをしてしまうわけで…
繋がって聞こえた明那先輩の声に
はくはくと口を開くことしか出来なかった。
…でもまあ、最終的には送信を取り消せたし、
明那先輩と話せたし良かったとは思う。
✱ ✱ ✱
『 メッセージの送信を取り消しました 』
画面に表示されたメッセージ。
運よくそれには気づかれなかったけど、
いや、気づいていて見てないフリをしてくれたの
かもしれないけど。
同じやりとりが数年後に起こるとは
このときの私には想像もつかなかった。
実はこんなのもあったんだよ〜的な…
入れれなかったっていうか入れるの忘れてたやつです
数年後エピ見たい人居たら書こうかなぁ……












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!