スメールの砂漠 。
缶詰知識を手にし ,
私は彷徨う様にして歩いていた 。
そんな事を呟いていると ,
後ろからとてつもない殺意がした 。
振り返ると ,
月夜の下でなびく白髪と ,
紅い瞳をとらえた 。
そう言って缶詰知識を取り出し ,
アーカーシャに手を掛けようとすると ,
相手が飛びかかってきた 。
槍を取り出しそれを防ぐと ,
相手は真っ赤な瞳で睨んできた 。
後ろに後退りしながら缶詰知識を使うと ,
バチッとアーカーシャから火花が舞う 。
2つ目を使ったすぐ後に ,
火花が散ると同時に頭に強い痛みが 。
そのまま倒れそうになると ,
相手は私の手首を掴む 。
これが数日前の話 。
今は暗い牢の中でボーッとしている 。
正直普段過ごしていた生活よりも ,
健康体に成ってきている 。
一寸した変化だろうと ,
私には嬉しいことだった 。
何時もの様に牢の中を歩き回っていると ,
この前のマハマトラの方が ,
牢の鍵を開けてきた 。
そんなことを呟きながら ,
マハマトラの方に着いていく 。
道中 , 1つ尋ねた 。
名前を聞けたことに上機嫌に成ってると ,
セノさんはピタッと足を止めた 。
そう言って扉を開けると ,
小さな広い部屋の中で ,
ポツンと小さな少女がいた 。
そう言われゆっくりと近づくと ,
ナヒーダさんはゆっくりと浮かび上がり ,
私の額と自分の額をくっ付けた 。
私がそう言って下を向くと ,
ナヒーダさんは ,
パティサラの花を差し出してきた 。
差し出されたパティサラを受け取ると ,
ナヒーダさんはニッコリと微笑んだ 。
ナヒーダさんの真っ直ぐな瞳に映る私が ,
どうしても人間には見えなかった 。
優しく口角を上げながら ,
彼女は唯私達を見送ってくれた 。
書いちゃったよ … 書いちゃったよ …
しょうがない ,
セノが好きすぎたものだから (?)














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。