愛ゆえに殺人を犯す人は頭がおかしいと思うか?
俺は思わない。
愛している人が汚れた生物に汚されてしまわぬように監禁するのはおかしいと思うか?
愛している人の周りの人を殺すのはおかしいことか?
俺は宣言しよう。これらの行動はおかしくなんかない。ただしい行いだ!
俺には愛している人がいる。だから、
近づくなよ?
なおきり視点
俺のルーティンを紹介しよう。
朝は4時に起きる。早起きだって?そんなことないさ。
顔を洗ってご飯を食べる。今日のご飯は、トーストとベーコンにスクランブルエッグだ。
そしたら、管理室に行く。
防犯カメラの映像を見るんだよ。あの子に不審な人物が近づいていないかね。
6時っくらいまであの子を観察するんだ。
でも、七時半には新聞配達員が来るからあの子の家に行かないと、、、
あの子の家に着くと時間は七時二十分ピッタリ。研究したからね。ピッタリなのは当然さ。
ほら、新聞配達員が来た。
新聞を受け取ったらインターホンを鳴らす。
この時間はまだ、あの子は起きていないから待っている間に家の中で過ごせるんだ。
寝ぼけた声で返事をするゆあんくんはとても可愛いんだ!!
これは僕だけの特権なんだよ。他のやつにこんな姿を見せるわけにはいけないね!
甘えたような声で挨拶してくるゆあんくんは天使なんですよ。
ゆあんくんが支度している間、僕はゆあんくんの朝ごはんを作っちゃいます。変なもの?入れてませんよ〜。健康を害したらいけませんしね!
ご飯が作り終わったら、部屋に仕掛けている盗聴器とかを確認してゆあんくんの髪型をセットします。
ゆあんくんの髪の毛はサラサラで触り心地最高なんです!!
そして、ゆあんくんと一緒に学校へ行くんです。
ゆあんくの友達は僕が選抜しているので安全なんですよ。害虫は僕が消し去ります。
これで僕のルーティンは終わりです!
ゆあん視点
俺の朝は七時半に始まる。
この時間になおきりさんが家に迎えに来るのでそのインターホンの音で起きる。
ピーンポーン
どうやら来たみたいだ!
俺は目覚めてすぐにしたへ降りる。ドアを開けてなおきりさんを迎える。
なおきりさんが朝から笑顔で挨拶してくれるおかげで元気が出る。
だから俺も、挨拶だけは必ず返すって決めているんだよね。
ちなみにおれはなおきりさんが好きだからとらないでね。
支度めんどくさいな〜。
なおきりさんが言うなら仕方がないので、歯を磨きに洗面台に行った。
歯を磨き、顔を洗いスキンケアをしたらオッケー。
階段を上がって前から二番目の右側のドアが俺の部屋。
制服に着替え終わるとキッチンからいい匂いがしてくる。
下に降りるとなおきりさんがいつものように朝ごはんを作ってくれている。
俺がご飯を食べている間、なおきりさんは俺の髪をセットしてくれる。別に大丈夫なんだけどな。
前に断ったんだけどなおきりさんが怒ってきたんだよね。
俺にはよく分からないや。
ご飯を食べ終わったら歯を磨いて、スクールバックを持ってなおきりさんと学校へ行く。
鍵も忘れずにかけて、出発!
これで俺のルーティンは終わり!
なおきり視点
ゆあんくんとは学年が違うので、階が違うためここでお別れになってしまう。
少し悲しいが昼休みに会いに行くのでよしとしよう。
念の為の盗聴器は制服につけてあるので大丈夫でしょう✨️
僕は上の階に上がり、3年1組の教室へ入った。
彼女は、のあさん。僕とゆあんくんの恋を応援してくれる優しい人だ。ゆあんくんのことを守ってくれたりもするので僕の目が届かないところではのあさんに任せている。
彼女と話していると、コチラをじーっと見つめてくる人物がいた。
それに気づいたのあさんが、話しかける。
話しかけられると思っていなかったのか、えとさんは動揺が少し隠しきれていない。
でも、話しかけられたことが少しうれしかったのか笑顔だった
えと視点
影からいつも見ている。隣にいる時もいない時もずーっと見ている。
朝は一緒には行かない。のあさんは可愛いからナンパされやすい。だから、
私が裏で◯す。
この秘密はのあさんにはバレてはいけない。
教室に入ったあとは、席に座り窓の外を見つめている。いつもの、ルーティンだ。
なおきりさんが登校するとのあさんは必ず挨拶を一番にする。
正直言ってうらやましい…
なおきりさんを睨んでいるとのあさんが気づいてくれた!
嬉しすぎて動揺してしまった。
冷静さを偽り挨拶を返す。
にこりと私に向けた笑顔は天使のようだった。
ゆあん視点
俺はなおきりさんと別れたあと、1年1組の教室へ入った。
いつものように荷物を置いて、隣の席のるなに挨拶をする。
自称天才のるなはコミュ力が高いので先輩とも仲が良く、なおきりさんに変な虫がついていないか俺に色々教えてくれる。
るなは俺の恋愛相談に乗ってくれる唯一の友達。
みんな、男が好きというときもちやがるので正直るなはありがたい存在だ。
いつものように、相談に乗ってもらいアピールをどうしたらいいのかを教えてもらう。
なおきりさんにアピールしてもなかなか気づかないので結構大変。
話しているとチャイムが鳴りホームルームが始まった。
なおきり視点
ホームルームが始まり、先生の話を聞いていると不審者が増えているとのことだった。
ゆあんくんが捕まらないようにしないといけないなと思い警備体制を見直すことにした。
ホームルームが終わり、1時間目が始まる。1時間目は確かゆあんくんが体育だったはずだ。
僕はゆあんくんが体操服を忘れないかなという淡い期待を膨らませながら1時間目の準備をした。
1時間目のチャイムが鳴り、1時間目が始まる。
授業に集中しようとするとゆあんくんに仕掛けた盗聴器から見知らなぬ声が聞こえる
甘ったるい声でゆあんくんに言い寄ってくんな、ぶりっ子が!
授業中なのでそんな事も言えず助けにもいけずどうしようか悩んでいるとまた盗聴器から聞こえてきた。
るなちゃんのお陰でぶりっ子が撃退できたようだった。だが、俺の怒りは収まらないので放課後に殺ることにした。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!