ミンギュside
いつもの時間に起き、リビングに行くと
誰かいた。
薄暗い中にポツンと姿が見えた
髪の毛が長いってことは
あなた?
いや違う、ルアヌナだ
しかも泣いてる、????
ヌナを見てびっくりした
だって、
腕から血が出てるんだもん
垂れてる血を拭いて、止めなきゃっ
タオルを腕に巻いて、出来るだけの応急処置はできた。
これは僕だけじゃ片付けられないと思い
クプスヒョンをたたき起こした。
その音で起きたのか、
数人のメンバーも一緒にリビングへ行った。
数秒後、考えもしなかった人の名前が
ヌナの口から出た。
「え、?」
信じられなかった。
だって、あなたはそんな事するはずない。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!