あなたの下の名前Side
もう、あれから半年経とうとしていた
私は変わらず部屋の中で一人
ただぼーっとする日常を過ごしていた
そんな時いつものように真澄たちが
食料を届けに来てくれた時
いつもなら何も言わずに去っていくのに
今日は違った
そんな真澄らしくないけど
心強くて、安心するひと言
久しぶりに言葉を発するからか
うまく声が出なかったけど
ちゃんと届いた…私の気持ち
無人はいつも通り少し口足らずで
この言葉を受け取って傷つく人も
いるかも知れない
けど、ちゃんと分かる
無人は行動で伝えるのが苦手なだけなんだよね
それから2人は最後に「無理すんなよ」と言って
私の部屋の前から去っていった
私も行動しなくちゃいけない
いつまで引きずってるんだ
いつまでもか弱い私でいたくない…!
明日にでも行けるぐらい準備はしないと
まだ…不安だけど…2人がいる
私の味方でいてくれる親友が
それだけでどれほどの勇気に、覚悟になるだろうか
まずは目元が赤くなってるから冷やす
髪も手入れを全然しなくて荒れ放題
手入れをしっかりして
1つに結ぶ
いつもよりスッキリした気がする
そしたら真澄たちが持ってきてくれたけど
残していたものも食べて体力を戻す
自分が思っていたよりも
自分自身を犠牲にしていたのかもしれない
部屋に籠ってた時も勉強はしてたけど
絶対皆より遅れてる…
外に出るなら皆に置いて行かれないようにしないと
後は睡眠
あれからまったく寝れなくて
ずっと夜ふかし状態だった
目を瞑っても寝れなくて
袋に何か入ってる
『お前どうせ寝てねぇだろ
これつけとけ』
せっかく赤くなってるのなおそうとしてたのに
もっとひどくなっちゃうじゃん
ありがとう…2人とも














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。