第12話

12
529
2026/01/22 14:20 更新
あなたの下の名前Side
   もう、あれから半年経とうとしていた
   私は変わらず部屋の中で一人
   ただぼーっとする日常を過ごしていた
   そんな時いつものように真澄たちが
   食料を届けに来てくれた時
   いつもなら何も言わずに去っていくのに
   今日は違った

淀川真澄
淀川真澄
そろそろ出てこいよ
淀川真澄
淀川真澄
無理にとは言わねぇが
淀川真澄
淀川真澄
お前はいつもみたいに笑ってればいいんだよ
淀川真澄
淀川真澄
俺達がいんだろうが
  
 
   そんな真澄らしくないけど
   心強くて、安心するひと言
あなた
あ、りがとう…


   久しぶりに言葉を発するからか
   うまく声が出なかったけど
   
淀川真澄
淀川真澄
淀川真澄
淀川真澄
…あぁ



    ちゃんと届いた…私の気持ち

無陀野無人
無陀野無人
いつまでもクヨクヨしているなら行動した方が効率がいい
無陀野無人
無陀野無人
…いつでも待ってるからな


   無人はいつも通り少し口足らずで
   この言葉を受け取って傷つく人も
   いるかも知れない
   けど、ちゃんと分かる
   無人は行動で伝えるのが苦手なだけなんだよね
   
あなた
ありがとう…ッ
無陀野無人
無陀野無人
あぁ


   それから2人は最後に「無理すんなよ」と言って
   私の部屋の前から去っていった
 
あなた
ッ…ほんとにありがとう…2人ともッ

   私も行動しなくちゃいけない
   いつまで引きずってるんだ
   いつまでもか弱い私でいたくない…!

   明日にでも行けるぐらい準備はしないと
   まだ…不安だけど…2人がいる
   私の味方でいてくれる親友が
   それだけでどれほどの勇気に、覚悟になるだろうか

あなた
私がこんなになってる時間はない…!
   まずは目元が赤くなってるから冷やす
   
あなた
冷たっ
   髪も手入れを全然しなくて荒れ放題
   手入れをしっかりして
   1つに結ぶ

あなた
今日のお風呂はなんか…

   いつもよりスッキリした気がする
   そしたら真澄たちが持ってきてくれたけど
   残していたものも食べて体力を戻す
 
あなた
胃袋も小さくなっててすぐにお腹いっぱいになる…

   自分が思っていたよりも
   自分自身を犠牲にしていたのかもしれない
あなた
もうちょっと頑張ろ…
   部屋に籠ってた時も勉強はしてたけど
   絶対皆より遅れてる…
   外に出るなら皆に置いて行かれないようにしないと

あなた
ここは…こうなって、うん、できた
   後は睡眠
   あれからまったく寝れなくて
   ずっと夜ふかし状態だった
   目を瞑っても寝れなくて
あなた
…ん?
   袋に何か入ってる

   『お前どうせ寝てねぇだろ
              これつけとけ』
あなた
アイマスク…
あなた
これ…無人が使ってるって言ってたやつ…
あなた
2人で…用意してくれたんだ…
あなた
ッ〜…
あなた
なんでッそうやってッ泣かせにきちゃうのッ

   せっかく赤くなってるのなおそうとしてたのに
   もっとひどくなっちゃうじゃん
あなた
ほんとにッもう…ッ

   ありがとう…2人とも
主
今回長め
主
あなたの下の名前ちゃんが外に出る覚悟を決めて準備してますねぇ
主
私はあなたの下の名前ちゃんをめちゃくちゃ応援します
主
ペンラとうちわ持参して振りまくります
主
頑張れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

プリ小説オーディオドラマ