その日、俺はその少女と出会った
だけど、様子がおかしかった
別に素通りしてもいいが怪訝に思った俺は声を掛けることにした
そうして俺は全てを話した
過去、俺は世界が輪廻を繰り返していることに絶望していたこと
死を救済だと考え、新たなる世界で大虐殺をしたこと
もう一人の俺と出会い、自分が存在してはいけない存在だと分かったこと
唯一俺を殺せる又理三を絶望させて力を付けさせ、最終的に死んだこと
そして俺には、かけがえのない二人の友人がいたこと
まぁ死ぬことは叶わなかったわけだが
彼女は語り出した
その内容はとても胸糞悪いもので
呪術高専という学校に登校したある日、愛沢桃華という転校生がきたこと
一年生の殆どがそいつに釘付けになり、自分に構ってくれる人間が一人しかいなくなったこと
それから数日後、桃華に呼び出され裏庭へ行ったとき
カッターキャー?という行為をしてきたらしい
曰く、呪術高専のがくせいの大半が桃華側に付き、陰湿な嫌がらせをしているだとか
何でこんなことをしてんだ俺は、全く
憑き物が取れたようだな
我ながら詰めたことをするもんだ
俺が言えたことじゃないけどな














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!