母に相談もしました。すごく励ましてくれました。
相手の家まで行って叱ったりと色々してくれました。
けれど相手に反省の敬意はみられず、それからというもの、下校時は必ず暴力を振るわれました。
そんな私にも声をかけてくれる子がいました。七香といいました。
なんと、下校時のあの男子らから守ってくれるとの事。
すごく嬉しくて調子にのってしまいました。
それが、後に自分を苦しめるとも知らずに。
そして下校時になり、七香と一緒に学校の門をくぐると再び男子らが待ち伏せしていました。
いざとなると不安で七香を呼びました。
すると、いじめっ子男子らのリーダーだと思われる1人の男子が言いました。
『リタを守ると七香も同じになるけど言い訳?』と。
まだ1年生の私達にとっては怖い事でした。
だから七香は、いじめっ子男子らのもとへ。
当時のことを振り返って私は思いました。
人間というのは、自分が危機に陥ると自分の都合のいい方に逃げる生き物だと。
それから私は人をあまり信用しなくなってしまいました。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!