あなたside / 桃源書店にて
そう言うと 馨さんは 読書を始める 。
来る途中 逃げ出そう と頑張ってみたが 、当然
成人男性の力に勝てるはずなく 、渋々着いてきた
今更 何をしても 帰れないので 今日のお客さんに
ついて 質問する
無陀野さん 、何度か会ったことがある 。
あの人は 怖さはあるが 真澄とは違い 、優しい 。
真澄の同期で 桃太郎100人の血の雨をふらせた
とかなんとか 、、すごい噂がある人 と聞く 。
と 他愛のない話をしていると 今日のお客さん達が
来店した
本を 数冊 選んだのち こちらへ持ってくる
無陀野さん の 生徒 、と聞いたので 真面目な方々
なのかな と 考えていたのに 何だこの人たちは 。
見るからに ヘラヘラしていて 緊張感 が 全く
感じられない 。
だけど あなたの下の名前には 関係のない人達なのでまあいいか
と 自己完結する 。
と 淡々と会話が進んでいく
私いる意味ないな とか思い 少し 不服 。
え 、そうなの ?
羅刹の子が 見学に来る と聞いたので てっきり
地下の案内を するものだと思っていた 。
「 初耳ー笑」と煽り性能 レベルMAXの 顔で
言ってくる 。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。