「ナオはありのままでいいと思うけどな」
自分に自信がなくて、 好きな人にアピールもできないヒロイン。
そんな彼女の前に現れたのは、
ちょっとおせっかいで、やたらとまっすぐなクラスメイト・直哉。
「まずは、自分を好きになんねん!」
直哉はいつも明るくて、自己肯定感が高くて、
私はそんな彼を尊敬していた。
髪型を変えて、背中を押してくれて、
落ち込んだ日は、何も言わずに隣にいてくれる。
彼はただ協力してくれているだけのはずだった。
好きな人に振り向いてもらうための、
練習相手のはずだったのに____
「じゃあナオで告白の練習してみてや!」
「えっ…」
なんで直哉相手にこんな緊張するの?
なんでこんなにドキドキするの?
「直哉はさ、なんでこんなに協力してくれるの?」
「んー、なんかほっとけへんねんな」
それってどういう意味?
自分の中で何かが変わり始めていることに、
気付いてはいけない気がして。
言えない距離にいる君へ。
私が本当に振り向いてほしいのは_____。
自信ゼロのヒロインが見つけた、
“自分を好きになる”物語。
この春、
一番近くにいた君が、いちばん遠かった。
『言葉にできない』
____恋の作戦は、思わぬ方向へ。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。