一日百時間くらい
ありゃいいのにな
俺の名前は、乾 無人
あだ名はないこ
高校三年生だ
俺の住んでる村は
賽の目村 まぁ南にある島だ
過疎地域で、学生はほとんどいない
俺は高校三年生だから、卒業したら島を出ることになる、のだが…
▱夏休みの課題が多すぎて困ってます…
そして、もうひとつ
俺が頭を悩ませる原因
同級生のほとけが五月蠅い
五月蠅すぎる
マジで、蝉かよ、油蝉か?!
いきなり家に来て縁側から身を乗り出してずっと騒いでいる
本当にわかってるのか…この阿保
そういえば、今日はまろが泊まりに来るんだったな…
今すぐほとけ帰さんと青組で喧嘩が起こる…!
はぁとため息をつく
まろとほとけっちを一緒にさせてはいけないのだ
まろとほとけっちと俺は付き合いが長い
だが、何故かこの二人は”不仲”の関係なのだ
何でこうなったのかは全く分からない
ただ、顔を合わせる度お互い煽り散らかして
長時間大声の大喧嘩をする
毎回止める俺の気にもなってほしい…
そう思っていると
まろがこちらに気付き駆け寄ってきた
不仲の相手が居たからか
駆け寄ってきたときは”ぽえぽえ”と
いわゆる幼児退行という声を出していたのに
俺の傍に立つと眉間にしわを寄せ、少し苛つきの声で聞いてきた
俺だって知らねぇよ、!!
勝手に来て貴方と喧嘩してましたよ?!
俺、被害者!!
ピーピーと甲高い声でほとけが騒ぐ
こうほとけが騒ぐたびいふの機嫌が悪くなる
マジで俺空気なんだが、…
こいつ等置いて散歩行こうかな…(現実逃避
やべ、捕まった
まろはギリギリと音が鳴るくらいの
力強さで腕をつかむ
腕痛いからやめてくれ…
折れちゃう…
いふははぁ…とため息をつく
ないこは揶揄うような言い方でいふに言う
そう言いかけていふは少し顔を赤らめ言うのを止めた
明らかにいる反応!
これだけ一緒にいたが、好きな人が居るというのは分からなかったなぁ…
…
揶揄うような口調は止めずにいふを家の中へ入れる
誰かな~クラスにいるポニーテールの○○ちゃんかな?
まろ確かポニーテールの女子がタイプだったよなぁと
勝手な妄想をしながらどんどん機嫌が悪くなるまろを部屋に案内した
少しまろが寂しそうにしていたのは気付かなかった
●月●日 ●曜日 ●●:●●
今年最後の夏休み
今日の出来事
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。