第3話

#1
170
2023/05/08 13:54 更新
※R15くらいの表現あります。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
記憶喪失…ですか?
どうやら自分は『記憶喪失』になったらしい。
気付くと知らない病院に居て、
知らない人達に『ゆーま』と呼ばれた。
事故に遭ったんだと知らない医者に説明されて、
記憶を取り戻すために毎週カウンセラーと話せと言われた。
…何も覚えていない。
目を閉じて浮かぶのは、『水色』だけ。
何故『水色』なのかも分からない。
早く何かを思い出したかった。
九十九麗【きゅー】
九十九麗【きゅー】
ゆーまくん、何も覚えてませんでしたね…。
きゅーが震える声で言う。
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
どうしたら記憶が戻るんだろ…。
たくぱんも俯いている。
御崎詩【うた】
御崎詩【うた】
何で他人を庇って轢かれることができるんだ?
うたもまだ受け止めきれていない。
そして俺も、 未だに信じられない。
春田明人【はるてぃー】
春田明人【はるてぃー】
ゆーま、何でッ…!
灰塚想【そーザウルス】
灰塚想【そーザウルス】
落ち着いて下さい、取り乱すのは良くないっす。
御崎詩【うた】
御崎詩【うた】
そうだな、ありがとうザウルス。
見れば、ザウルスは深呼吸して涙を抑えていた。
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
ゆーまくんの記憶を取り戻すために、調べておくよ。
九十九麗【きゅー】
九十九麗【きゅー】
皆で探しましょ!
春田明人【はるてぃー】
春田明人【はるてぃー】
毎日見舞いに来るぞ!
灰塚想【そーザウルス】
灰塚想【そーザウルス】
お〜!
九十九麗【きゅー】
九十九麗【きゅー】
お〜!
御崎詩【うた】
御崎詩【うた】
まぁ時間はあるしな。
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
いいんじゃない?
春田明人【はるてぃー】
春田明人【はるてぃー】
最後二人もお〜って言えよ!
御崎詩【うた】
御崎詩【うた】
お〜…?
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
おー。
春田明人【はるてぃー】
春田明人【はるてぃー】
…こいつらは駄目だ…。
御崎詩【うた】
御崎詩【うた】
おい!
表情は明るくないが、いつもの会話をした。
ゆーまの記憶が戻るように、全員で協力しなければ。
カウンセラー
何か思い出せることはありますか?
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
……水…色…?
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
思い出すというか…浮かぶんですけど…。
カウンセラー
それでも大丈夫です。
カウンセラー
では、そこから更に細かい事は思い出せますか?
言われて目を閉じ、意識を集中させる。
頭痛と共に、何か流れ込んできた。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
い゛っ…あ、暗い…カラフル?
カウンセラー
どのようなものが?
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
暗いけど…カラフルな…場所?が浮かびました…。
カウンセラー
…そうですか。ここまで思い出せただけで充分でしょう。また一週間後に来てくださいね。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
…はい。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
ありがとうございました。
礼を言い、部屋を出る。
目が覚めたときには結構事故から時間が経っていたそうで、
ギプス等はもう付けていない。
その為、無理をしなければ歩くこともできる。
医者にも何も言われていない。
大切な手がかりをくしたくない。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
…行ってきます。ごめんなさい。
外に探しに行こうと決めた。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
はぁ…疲れたな…。
あてもなく歩き出してからどれくらい経っただろうか。
全く知らないところに来た。
ここは暗くてカラフルで、浮かんだ光景に似ている気がする。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
ここ…似てるけど…何処だろ。
モブ
お兄さ〜ん。かわいいね〜。
突然声をかけられた。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
(かわいい…?確か動物や女性に言う言葉じゃ…?)
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
え…僕、男ですよ?
この人が見間違えたのかと思い、訂正しておく。
モブ
見たら分かるよぉ。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
…?じゃあ何で…。
モブ
いった通りだよ?楽しい事しようよぉ。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
…楽しい事って…?
何を言っているのか分からない。
モブ
いいからこっち行こ?
モブ
イイ事してあげる♡
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
えっ…あの…ンムッ?!
急に手を掴まれ、口にハンカチを押し付けられた。
がくんと膝をつく。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
(力がッ…入らなく…。)
モブ
俺が連れてってあげるからさ!
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
やっ……
抵抗しようとするが、全身に力が入らない。
手首を引っ張られて、何処かに連れて行かれそうになる。
あまりの恐怖に、涙が滲んできた。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
うっ…ぁ…やめ…
モブ
これ飲めば楽になれるよ?ハイ。
淡いピンク色の液体が入った小瓶を傾けられた。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
ん…
楽になれるのならと口をあける。
『パリンッ』
小瓶が男性の手から払い落とされ、地面に落ちて割れる。
お前、俺の後輩に何してんだ?
これ…媚薬、だよな?
モブ
ヒッ
モブ
は、離せ!
誰かが男性(モブ)の腕を掴み、小声で話している。
離すわけねぇだろ。
もう二度とここに来るな。いいか?
モブ
分かった!分かったから離してくれ!
…さっさと消え失せろ。
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
あぅ…だ…れ……?
あ、そうか。記憶ないのか…。
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
俺はたくぱん。大丈夫だった?
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
……多…分…?
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
はぁ…ゆーまくん、記憶が無いとはいえ警戒心なさ過ぎ。
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
これからはひとりでは外に出ないこと。
柳瀬拓人【たくぱん】
柳瀬拓人【たくぱん】
分かった?
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
はい…。ごめんなさい。
たくぱんと名乗る人に説教される。
次からはたくぱんさんの仲間のうち誰かと行くようにと言われた。
正直どんな人が居たか覚えていない。
それを聞く前に、たくぱんさんによって病院に戻されてしまった。
看護師
一人で外に出ちゃいけません!
看護師
次に一人で病院を出たら退院まで外出禁止ですからね!
月城優真【ゆーま】
月城優真【ゆーま】
はい…。
看護師さんにも叱られてしまった。
退院まで外出禁止は流石にきつい。
記憶を取り戻すために、これからは失くした記憶の中に居るはずの人達と外に出ることに決めた。
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
ありがとうございました!
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
まだ展開全然考えてない…。
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
頑張ります!
主/菊花蕪(きっかかぶ)
主/菊花蕪(きっかかぶ)
おつかぶ!

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