「 ふわぁ~ 」
私は今日も早く起き店の前の札をCLOSEからOPENにする
さぁ、今日も開店の時間だ
美羽音と佐久弥は既に揃っていて奥でケーキを作っている
もう時間なのに…祥生くんが来ていない
佐久弥「 祥生遅いな 」
「 うん…大丈夫かな 」
「 ちょっと見てくるね、 」
何処か胸がざわめく、
私は気がついたら走っていた
こんな来て間もないバイトにここまで心を奪われるのだろう
「 はぁはぁ、いない… 」
息を整えていた時真っ暗な路地を見つけた
「 何ここ、 」
怖いと思うのに何かある気がして足を進めた
そこに居たのは
壁に寄りかかり静かに寝ている
天使…いや、祥生くんだった
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。