「あっ,そうだわ。あなた,これ」
そう言って母があなたに差し出して来たのは......
『?何これ。』
※尚,あなたは知らなかったらしい
「嘘だろう?これが分からないのかい?」
『?うん。』
.................
「「はぁ.....」」
「仕方ないよ。父さん,母さん。そもそもあなたはこーいうのには興味がこれっぽっちもないんだから」
「いや,それでもな....自分がこれから通う有名な魔法学校の事を知らないと言うのがあるか??」
『?あぁ〜もしかしてホグワーツってとこ?』
「!なんだ。知ってるじゃないか!」
『勿論だよ。最近までは知らなかったんだけどねぇ〜ドラコから聞いたんだよ。ふぁ〜』
寝ても寝てもまだ眠い......
これはもうずっと寝てろって言われてるのかなぁ〜
「ね?言ったでしょ?(ニコニコ)」
「こりゃ,先が思いやられるわね。あなたったら大丈夫かしら??」
「....大丈夫だろう.......と思いたいな」
フリート以外はとても心配そうな視線をあなたに送っていたが,あなたはそんなものを気にすることも無く,食事を開始していた
「あ,ちょっとあなた?!まだお祝いの乾杯とかしてないのよ??なにもう食べ始めてるのよ?!」
『うぇ?あ,ごめん....でももう食べようよ。お祝いの挨拶してもらうより僕はお腹を満たしたい』
「....駄目だわ。なんだか頭が痛くなってきた..」
呆れながらあなた以外も席につき,食事を摂り始めた
「あ,そういえば,あなたはハリー・ポッターという子について教えた事を覚えているかい?」
『うん。あの唯一生き残れたっていう子でしょ?』
「!あなた凄いね!ちゃんと覚えてたんだね〜偉い偉い!」
そう言ってフリートはあなたの頭をポンポンと優しく撫でた
『そりゃ〜お父さんが必死な顔して何度も何度も口癖の様に教えてきたから....』
「あれだけ苦労した甲斐があったよ。....はぁ...」
父は思い返して疲れている様子である。
「まぁ,覚えているなら話が早い。あなた,きっとハリー・ポッターが入学して来たら何かしら学園内で危険な目にあうことは高確率でありえる。」
「そして私達はあくまでデス・イーターに潜入調査をしている身であり,闇の魔法使い側の人間ではない。」
「だから万が一,学園内で危険だと判断した場合は必ずあっち側でない人間に助けを求めなさい。見極めは自分でできるだろう。」
「そうだよ?あなた。絶対に危険な大人に頼ったらダメだからね??」
両親とフリートは真剣な目であなたを見ていた
『まがったぁ〜ふぉつへているぇ〜(モグモグ)』
だがあなたはどうやら食べる事に夢中らしい
「絶対よ??本当に振りじゃないからね?」
『(モグモグ)』
「「(本当に大丈夫なのか?!この子は!)」」
両親はそんな事を考えながら酷い顔で見合わせいた
「あっ,あなた〜口に付いてる!_____」
「よしっ。とれた。美味しい?」
『コクッ(モグモグ)』
「ウッ....かっわいぃ〜!!!ほら,兄ちゃんのも食べて!あげるよ(ニコニコ)」
『ひひの?あひはほぉ〜』
「!!ねぇ....母さん,父さん...」
「「?なんだ?/なに?」」
「今の見た?!ねぇ,見た?!?!あなたがいたら軽く惑星一個分救えると思うんだ。僕」
「.....フリート......」
「どうしましょう?あなた。とうとうフリートが壊れてしまったわ(ボソッ)」
「いや,フリートの言っていることもあらがち間違いでは無いと思うぞ?」
「...あのね....」
『ふぁ〜美味しかった!ありがとう。お母さん,とっても美味しかったよ!』
「えぇ。フリートやあなたの言う通りだわ(即答)」
あ〜満腹だなぁ〜
あ,そういえばドラコもホグワーツに行くのかなぁ〜??
うん。きっとそうだろうな〜(考える事を放棄)
ー家族の話は一切聞いていない模様ー











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。