岩泉side
あの事件が起きてから1ヶ月が経ち
周りの奴らは元の生活に戻った
だが、
俺らバレー部は一向に前みたいな雰囲気に戻れないのであった
俺がしっかりしないと
及川も酷く窶れている
副主将である俺が〝しっかりしないと〟
俺は、どんどんチームの奴らに練習メニューを伝えた
何もしてなかったら部を消されるかもしれねぇからな
監督に謝られたが
俺は監督の目を見て
俺がそう、言ったあと俺は練習を行い
2対2をやろうと思ったら
俺は、咄嗟に目を見開いてしまったが
すぐ冷静になり
顧問に平然を装い
あなたの事を聞いた
顧問の話を無視して体育館から出た
無我夢中で走った
そんな、想いを背負って
走った
そして、1つの影が動き出す
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。