「結婚しよう?」
幸せになるために、口にした言葉のはずだった。
「もちろん………!」
幸せになるために口にした、返事のはずだった。
誰よりも、愛してる自信があった。
誰よりも、幸せな自信があった。
だって、私はこんなにもあなたのことを愛せるし、
あなたも私を、こんなにも愛してくれる。
なのに…………
「私達、もうだめかもしれないね………」
ある日、ぽつ、と零した言葉。
"別れよう………?"
知ってしまった真実。
あなたに惹かれた私はもう、
この気持ちを、なかったことにはできないのに………
あなたの名字あなたの下の名前。研二のひとつ下。
萩原研二とは大学で知り合い、恋人関係に。
現在、萩原は警察官、あなたは調香師と別々の職業についてはいるが、
結構ラブラブのカップルである。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!