第2話

虫の知らせ
273
2025/02/24 04:00 更新
ザキ
…あ?
何か、聞こえた
"全てを知らせます"とかなんとか…
ザキ
ズキッ
ザキ
いッ….
ザキ
ズキズキッ
ザキ
痛ッ…!
〈記憶の流れを感知しました〉
〈記憶を戻します〉
ピピピピッ
ザキ
持っている体温計。
そこには『37.9℃』と書かれていた。
ザキ
(休むしか無いか…)
ザキ
あ、キラにも連絡しないとな…
プルルルルル
ピロン
キラ
『どうしたんだ?』
ザキ
熱が出た
キラ
『は!?大丈夫なのか!?』
ザキ
大丈夫だ。だが熱が高いから学校は休む。
キラ
『おけ』
ザキ
急に落ち着いたな
キラ
『いや、うるさかったらザキに迷惑かなって…』
ザキ
ザキ
お前は学校だろ。
ザキ
いってら。
キラ
『ザキは安静になー!』
ピロン
ザキ
…はぁ
ザキ
休んでもやる事なんて無ぇしな…
…明日学校に行けるように寝とくか
ザキ
ん…
なんだ…外が騒がしい…
ザキ
チラッ
ザキ
は…
キラが、追いかけられてる?
ザキ
ッ!
いつのまにか、ナイフを持って走り出していた。
ザキ
ッキラ!
キラ
キラ
ざ、ザキ!?
キラ
お前、熱出てるんじゃ…
ザキ
そんなのどうでも良い!
ザキ
何が、あったんだ?
キラ
ザキ
言ってくれないか。
キラ
…最近、学校で大怪我をするや奴が増えてるんだ。
キラ
それも、階段から落ちたり、とか人為的に出来ることばっかりで怪我をしてる。
キラ
…それで
キラ
今日、一人死んだんだ。
ザキ
キラ
…それも
キラ
俺を、虐めてた奴。
ザキ
は…
キラ
で、俺が虐められてたってことを知ってる奴が
キラ
『キラが殺した!』
キラ
って、出鱈目を言って
キラ
それで…
キラ
俺を、殺そうと、して…
キラ
痛、くて…
ザキ
良い。もう、言わなくて良い
ザキ
キラ、お前はどうしたい?
キラ
…俺、は
ガンッ
ザキ
キラ
がッ…
何処からか、投げられた石がキラの頭に当たって。
キラの頭から血が出てきて
キラ
バタッ
ザキ
キラ…!?
ザキ
おい、大丈夫か!?
キラ
ザキ…俺、今どうなってる?
ザキ
ッ…頭から血が流れて、目が、虚で…
キラ
そうか…ありがとな、ザキ
キラ
…なぁ、ザキ。
ザキ
…どう、したんだ?
キラ
…"殺して、くれないか"
ザキ
ッ!
今、一番聞きたく無い言葉。
ザキ
…なんで、だ?
キラ
…このまま生きても、その内アイツらが来て殺される。
キラ
アイツらに殺されるぐらいなら、ザキに殺されたい。
ザキ
…わか、った。
キラ
!…ありがとう、ザキ
ザキ
はぁ…
ザキ
ッ…本当に…良いんだな?
キラ
…..あぁ、殺してもらっても構わない。
ザキ
ザクッ
キラ
ッ…
キラ
ざ、き
ザキ
…何だ?
キラ
だ、す、 ポロポロ
ザキ
ッッ!
ザキ
何で…
何で今、言うんだよ
ザキ
…ポロポロ
全部、ぜんぶ思い出した
ザキ
なぁ、キラ。
俺、あん時言ったよな。
ザキ
置いては行かねぇから
だから。
血濡れた手で
ナイフを持って
喉元に突き立てて
突き刺す。
ザキ
(それが、)
最良の選択最悪の選択
それ以外に、選べる選択肢は無かったから。
ザキ
やっと会える

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