第75話

いつかそんな日が
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2025/08/16 11:00 更新


リウside




 



riwoo
riwoo
なにがあったのかなー



 テバクとチャンイのお散歩から帰ってきた後、必死に水を飲んでいる2匹に話しかける。




 もちろん言葉は通じないので、テバクに首をかしげられた。





 
riwoo
riwoo
……泣いてたなぁ



 泣かせたのはジェヒョンなのか、テサンなのか




 はたまた別の問題なのか。






 本当は、好きな人が泣いていたら、抱き締めたいし、涙を拭って、話を聞いてあげたい。



 けれど、その資格が自分にないことも分かっている。






 
riwoo
riwoo
あー、頭撫でちゃったな




 そう、触れる資格がないなんて言いながら、つい頭を撫でてしまった。




 あなたちゃんのことになると、つくづく忍耐力がなくなる。




 可愛いうちの子を利用して、会いに来て良いよなんて言ったものの、本当は自分があなたちゃんに会いたいだけだし。



 いやでも、好きな子を元気付けたい気持ちは下心でもなく本当の気持ちだ。




 でもやっぱり、自分にもチャンスがあったりするのかな…なんて考えてしまう自分もいて、本当に嫌になる。





 けれども、仕方ないじゃないか。




 好きな子が幸せなら、笑えているならという言葉で、なんとか自分の気持ちを押し殺していたのに、彼女が泣いているのは話が変わってくる。



 まぁ、泣いていた理由は分からないんだけど。





riwoo
riwoo
あー、考えるの疲れる…




 恋愛なんて、面倒くさくて、インドアでゲームばかりの自分には、向いてないと思っていた。




 駆け引きとかそういうの、なんか嫌だし。




 好意を寄せられることはあっても、自分が好きでもない子と付き合うのは失礼な気がして、結局恋愛経験もまともになかった。



 
 だからジェヒョンみたいな恋愛経験が豊富な人が、結局あなたちゃんみたいな人を射止めるのも無理はないと思う。



 まぁ、ジェヒョンは恋愛が下手ではあるけど。




 自分は内向的でシャイだし、アプローチの方法とかも分からない。



 そのうえ、テサンのように深い時間を重ねている訳でもないし。




 ただ相談を受けてくれるサークルの先輩でしかない。




 
 立場的に堂々とアプローチしていい身分じゃないし。



 なのに、彼女に対する気持ちは増して、欲はどんどん出てくるのだから、恋って怖い。




 周りの目とか、どうでもよくなるほど、いつか理性が飛ぶんじゃないかって怖くなる。




 もし、あなたちゃんに気持ちがバレてしまったら、どう思われるだろうか。



 裏切られたような気持ちになるかな。




 知りたくなかったって、思うかな。




 彼女を困らせたくはないし、彼女が望まないなら、この気持ちを無かったことにしようと思えるけど……



 少しでも自分が幸せにできるって希望が見えてしまうと、気持ちが揺らいでしまう。




 これだから恋なんてしたくなかった。










 ねぇ、あなたちゃん。



 いつか、いつか僕は……君を好きになってよかったと、思える日が来るのかな。






 君を諦めなくて良かったと、隣で君が笑う姿を
見れる日が、来るのかな。

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