日帝がガキを寝かせに行ってから、かれこれ小1時間程経ったが中々戻ってこない。
ガチャ…
近くの椅子にかけてあったブランケットを手に取ると、日帝の背中に落とすようにかけてやる。
そう吐き捨て、俺は部屋を出た。
ベッドに突っ伏していた体を起こすと、何かがふぁさ、と落ちた。
この屋敷にいる者など、私とこの子を除いて1人しか居ない。だが、アイツがそんな事…
ベッドの上に視線を戻すと、アイツによく似た金髪が目に入る。
髪はボサボサだが、長く垂れた耳の部分はもふもふしていて…
誘惑に負け、ふわふわにゆっくりと手を伸ばす。
もふっ
もふもふ…と撫で続けていると、うさぎが少し身を動かした。
1度手を離したが、彼はまだ夢の中らしい。
そう思い、私は部屋を後にした。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。