─────2月
ありがたいことに先輩は、クラスの委員長だから週に1日は必ず登校するらしい。
小耳に挟んだ話だと、卒業式に代表として挨拶するから毎日来るとか、先生たちの手伝いを勝手出てするために来るとか。
色んな話があったけど、毎日会えるなら学校にくるモチベーションにも繋がるし、先輩の好きな人は来ないし、この期間で好きになってもらいたいと思った
私は授業受けたくなくて、仮病を使って人気があまりない校舎を散歩していた
そんな話を聞いてるともう本当に卒業なんだって実感した。
私はふざけたように、でも少し本心も含めて
そう言った。本当にまだ居て欲しい。先輩がいないと楽しくない。それは本心
先輩がいなくなる現実から逃げたかった。
それからチャイムがなるまで先輩は私と話してくれた。幸せな時間だった。日差しがあたたかくて。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。