ぐわんっと重いものが降ってくるような重力を感じた。
この人、"トルヴィクス・デイビス"の名前を出した…。それに「言っていた。」なんて、手下か何かなの?
黒いマントの人は首にあった針に何か魔法をかけたように見えた。
本とかでよくあるのは呪いの魔法…とか。
ドクンッ!!!!!
胸が激しく動く。それに熱い。体が燃えそう…。
呼吸がしづらくなり、はぁはぁと過呼吸になる。こんなの始めてで自分でもどうすればいいかわからない。
首にあった針が抜かれ、私はその場に倒れ込んでしまった。
レオが床に張り付いたようにしていて動いていなかった。
ものすごく怖いぐらい心臓が激しく動いている…熱いし呼吸がうまくできないし。あれ…なんかだんだん視界がぼやけて……
ルーシーがこいつに呪いをかけられて呼吸がうまくできていない。
くそっ。この魔法を使える、俺を動かなくなさせるぐらいの魔力…こいつトルヴィクスの弟子で間違いない。
ゴミでも見るような目。殺気を感じ、今にでもこいつを殺したい。動けない自分が憎い。
…動けないのなら、。
トルヴィクスの弟子は何かを察したのか2、3歩俺から離れた。
離れても意味がない。
殺す。シラギ。
シラギの魔法が解けすぐに起き上がり、シラギの心臓を狙うように魔法を使おうとした。が、これを予測していたのか俺よりも0.2秒早く窓から外に逃げていて魔力が放ちづらかった。
俺ならいける。
窓から逃げたシラギの心臓を狙うように魔法を放つと心臓には命中。だがパッと消えてしまった。
魔力が感じない…瞬間移動魔法か。でも今のあいつじゃそんな魔法を使えるはずがない…。ドアの前にいたやつか?最初に感じた殺気と窓から来たシラギは別人。ならドアの前にいたやつがシラギを瞬間移動させたのだろう。
レオナルド・デイビス、彼はトルヴィクスの弟だ。
魔力量が俺よりも上にも関わらず、やはり重力系魔法は苦手のようだ。
俺はルーシーに"永遠の不老不死"と"激しい苦痛を"という呪いをかけた。これはトルヴィクスの命令だった。
"レオナルドの隣にいる女に呪いをかけろ。不老不死と苦痛を味わらせよ。"
と。俺は苦痛ならまだわかるがなぜ不老不死の呪いなのか。それだけが疑問だ。だが、トルヴィクスが言っている。なら何かしらの作戦があるのだろう。
ルーシーに呪いをかけると過呼吸になり始めた。体全身に呪いが渡り、しばらくは激しい苦痛を味わうことになるのだろう。苦痛は月一。という呪い。だがいつ起こるかわからない。
呪いをかけるとレオナルド・デイビスから殺気を強く感じた。
レオナルド・デイビス、ルーシーのことを大切にしているのか?
トルヴィクスが言うにはレオナルド・デイビスは人を大切にできないやつだ。と言っていたが…そうではないようだ。
すると、レオナルド・デイビスは自分の目で俺の魔力を分析。
威圧感で体が壊れそうだ…。
ある一部の人間は目で威圧感を出すことができるらしい。
急いで俺は窓から逃げると、レオナルド・デイビスは魔法を放ってきた。
心臓を狙ってきたか…。避けれないと思い諦めていると山奥に転移された。
流石トルヴィクスの弟。大魔法使い並の魔法の操り方。
眠すぎる…体がふわふわしてる…。
レオがジッと私を見てきた。
近い近い近い…。
グイグイくるな、レオ。
あんまりこんなにグイグイくるタイプじゃないと思ってたけど…。
レオは右手で優しく包むような形で円を書き、魔法を使ったみたい。
なんの魔法だろう…鑑定魔法?
レオは悔しそうな顔で私を見てきた。
呪い。本だったら…色々あるけれど…。
まだこの世界の呪いについて詳しくはないし…。
不老不死!?!?うぇぇ!?
老いないし死なない…っていうあの?なんで?
私が黒いマントの人に何かをされた時に、心臓が速くなって、呼吸もあまりできていなかった…あれが苦痛?
シラギ。黒いマントの人のことかな。
レオは魔法でマントを着、この部屋から出ようとした。
レオはドアをパタっと閉めた。
不老不死と激しい苦痛の呪い…。
私はどうなっちゃうの?
12日目
呪いをかけられる。
次回▶︎13日目
「不老不死の呪いって…かけられたら永遠に_____」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。