
って、ことがあってさぁ?

わー…こりゃ大変だな
私はこれまでの経緯をナラーシャに話した

でもレオンハルト・サリマーって超魔法界で有名な人でしょ?
魔法使いの中で5本の指に入るっていう…

そーなんだよ!なんで私!?って最初は思ったけど…
私はナラーシャに向かって微笑む

でも、それなりに楽しくやってるよ。元々整理整頓は嫌いなほうじゃないし

ま、前向きになってるから良かったわ
キーンコーンカーンコーン…

あ、じゃあ私帰るね。また明日!

おー。また明日なあー
私はナラーシャに別れを告げ、魔法学校を後にした
しばらく歩き、レオンハルトさんの家に着く

失礼します
ドアを数回ノックし、部屋に入る

うわっ
家の中は想像以上の汚さだった。1日でこんなんになるか?普通…

あー…眠い
レオンハルトさんはゴミの上で大の字で寝ていた

もう!また散らかってるじゃないですか!どうやったら一晩でこんな状態になるんですか?
私はゴミ袋の中に床に散乱しているゴミを拾って入れた

魔法の研究してたら誰だってこうなる

いえ。レオンハルトさんだけだと思います

…なぁ…

はい?

あんたってもしかして魔法使えねぇの?

…!
私は動揺で手に持っていたゴミを落としてしまった
レオンハルトさんは澄んだ瞳でまっすぐ私を見つめる

…実は…
私はこれまでの経緯をレオンハルトさんに全て話した

ふぅん。でも妙だな…

え?

あんたが通ってる魔法学校、あんたみたいなヘタレ魔法使いが入学できるわけがない。上位魔法使いのみ入学できる学校だぞ

詳しいんですね

まぁ…な。で、あんたはいつ頃から魔法が使えなくなったわけ?

えっと…少なくとも魔法学校に入学する前は人並み以上に使えたんですけど…

それで?

私が魔法学校に入学して数ヶ月経った頃でしょうか…
魔法がうまく使えなくなってしまったんです

なるほどね…
レオンハルトさんは何か考えているようだった。神妙な表情をしている

ま、いいや
レオンハルトさんはまた大の字になって眠ってしまった

結局魔法で片付けないんかい
【魔法学校 生徒専用 ホテル】

はぁ
私はベッドに倒れ込む

レオンハルトさん、なんで私の魔法のことなんて訊いたんだろ…

もしかして、私が魔法使えなくなったのって理由があるのかな…
私はしばらく考えたが、考えてもわからないのでやめた

明日も早いから…もう、寝よう…
私は瞼を閉じる
フクロウの鳴き声が静寂な夜に響いたのだった
次の日───
はい。今回、このクラスに転校生が来ました!皆、仲良くしてあげてくださいね

えー?誰だろう?

イケメンだといいなぁ

噂によると、すんげぇ美形なんだってよ

まじで?

(誰だろう)
教室の扉が開き、そこに現れたのは──
はい、じゃあ自己紹介よろしくね

レオンハルト・サリマーです。よろしくお願いします

ええええええええ!?!?!?
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