この人が俺の人生をめちゃくちゃに…
ギュッ。
距離があったはずなのに、
一瞬で俺は彼に身動きができないほど、強く抱きしめられていた。
しかも、いつの間に庭にいた。
どんな悪いやつかと思ったら、
背が高く、スタイル抜群で黒の着物がよく映えている。
男の俺でも惚れてしまいそうな整った顔、どこをとってもとにかく美しかった。
やっと掴めた幸せなのに…この人はなんで俺から全て奪おうとするの?
何これ…さっくんがふっかや舘さんを倒して、最後は自分も!?
だから、さっくんが暴れたのも、自分や2人を攻撃したのも、この人に操られてたんだ…この人は絶対許せない…
そう思ったら、いつのまにか俺も手が出てしまった。
バチン。
なんか…話聞いてくれないし、もっとダメだったかも…
あれ?俺、鬼なんて助けたことあったっけ?
そっか…目黒は俺と同じで、愛に飢えていたんだ。
俺がふっかたちに教えてもらったみたいに、俺も教えてあげなきゃ…
頭が…割れる…助けて、ふっか…舘様…さっくん
ふっかは俺を抱きかかえて、家の中へ連れて行こうした。
ついさっきまでの温厚な雰囲気が、一瞬でものすごい迫力で目黒を睨みつけていた。
さすがにちょっとバツが悪そうだった。
ギュ〜〜〜♡
数日後
fin?...












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!