第5話

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2023/12/28 03:00 更新
宝石界
目が覚めるとそこは、雲の上のような場所だった。
ような、というのは実際の雲の上とは様子が違うからだ。
上には宝石が浮いていて、家もあり、何より人(宝石人?)が何人もいるのだ。
アメジスト
アメジスト
…………。
アメジスト
アメジスト
ここが宝石界。
アメジスト
アメジスト
あそこにいる人達は全員【宝石人】。
あなた
マジかよ……。
アメジスト
アメジスト
ここは時間が【下の世界】と違う流れ方をしてるから………遅刻はしないよ。
あなた
それはありがたいな。
あなた
……………で、なんで俺を【宝石界こんなところ】に連れてきたんだ?
アメジスト
アメジスト
………………『最悪の過去』について。
あなた
アメジスト
アメジスト
軽いのから話すね………。
アメジスト
アメジスト
コハクは………昔、この辺りに住んでいた。
アメジスト
アメジスト
そこの親が……正確には義母がクズだった。
アメジスト
アメジスト
ありきたりだけどね。
アメジスト
アメジスト
今でも思い出すと部屋にずーっと篭ってる。
アメジスト
アメジスト
サファイアは……
あなた
黙ってくれ。
アメジスト
アメジスト
アメジスト
アメジスト
どうしたの?
あなた
これ以上聞かせるな……。
アメジスト
アメジスト
なんで?
あなた
これ以上………過去を聞きたくない…。
アメジスト
アメジスト
そう………。
これが軽い?詳しく聞いたら俺の精神がおかしくなるんじゃないか?
………俺は昔から人が話す内容を先読みする癖があった。
だから詳しい内容も大体分かる………分かってしまう。
アメジスト
アメジスト
…………どう?
あなた
何がだよ……。
アメジスト
アメジスト
嫌だと思った?私の事を。
あなた
………いや、アメジストの事が嫌な訳じゃない。
あなた
ただ…………話の内容が分かってしまっただけだ………。
アメジスト
アメジスト
そう………。
アメジスト
アメジスト
なら大丈夫だよ。
あなた
……………何が?
アメジスト
アメジスト
………実は、貴方の事、信用してなかった。
あなた
………まあそうだよな。いきなり古いしきたりみたいなもんに合わされるなんて
アメジスト
アメジスト
そうじゃなくて。
アメジスト
アメジスト
貴方が二人の裸を見たっていうの、変態なんじゃないかって。
あなた
う……。
あれは不可抗力みたいなものでですね………。
アメジスト
アメジスト
ただ、その様子なら………『目的』を話しても大丈夫そう。
あなた
…………目的?
守護じゃないのか?
アメジスト
アメジスト
………大人達の目的は子孫。
アメジスト
アメジスト
宝城家の誰かと結婚して子供を作るってのが目的らしいよ。
あなた
……それが目的ってことはそれが済んだら全員帰って本人はいつもの生活に戻るって訳か。
アメジスト
アメジスト
そう。もともと認識阻害でそう感じてただけだから。
あなた
……………ん?子孫?
アメジスト
アメジスト
うん。
あなた
え、じゃあ……。
まさか………そういう事か?
アメジスト
アメジスト
セッ
あなた
黙れぇぇぇぇい!
アメジスト
アメジスト
危ない……年齢制限が……。
あなた
とにかく、俺は誰とも結婚する予定はない!
アメジスト
アメジスト
それは困る。
あなた
え?
アメジスト
アメジスト
私達が。
あなた
あー、そっか。宝城家の人間と結婚する目的で来させられたんだもんな。
アメジスト
アメジスト
だから誰かが貴方と結婚しないと……。
あなた
そうか………。
あなた
アメジストは俺が誰と結婚すればいいと思う?
アメジスト
アメジスト
…………ダイヤとか?
あなた
まあ最初に会ったからなぁ………。
あなた
でも、6人全員姉とか妹宣言してなかったか?
アメジスト
アメジスト
認識阻害でどうとでもなるから……。
あなた
なるほど……。
改めて認識阻害怖っ!
アメジスト
アメジスト
…………まあその話はまた今度。そろそろ戻ろっか。
あなた
ああ。
あれ?そういえば今って日本は夜じゃなかったか?
アメジスト
アメジスト
時間の流れが違うって言ったでしょ?
あなた
なるほど、つまり今は日本では朝な訳か。
アメジスト
アメジスト
そう。
アメジスト
アメジスト
じゃあ帰ろう。
あなた
オッケー。
一話ってどう区切るんだ?
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