降ってくる塊から避けながらの戦闘は一方的で、星神と神凪は手を出せないままだった。
神凪は影から飛び出し、カコソラに真っ直ぐ走った。
神凪に気を取られている隙に、星神は引き金を引いた。カコソラは体を避けたが、銃弾は肩を掠った。
空中から爪のような刃物が生成された。しかしカコソラは後ろに飛んで避ける。
神凪は5cmほどに伸びた尖った爪を使い、飛びかかるようにカコソラに切りかかる。
風で浮いた前髪とフードの端。カコソラは口角を釣り上げて笑う。そして耳元で囁いた。
やばい。神凪の頬に冷や汗が伝う。硬直する神凪の横からすかさず星神がショットガンを放った。
カコソラの腹部から血が垂れた。星神は神凪を引っ張り、カコソラの視界から消えた。
能力ー「Voicesky」を発動しようとカコソラは口を開いたが、リージルの指示を思い出し、通信機を取り出した。
────to be continued
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。