もうどうなってもいい。
例え銀時が私のことを嫌いでもこれが最後のチャンスかもしれない。
もし夢でみた通りなら此の後銀時は首切られておっ死ぬ
そう思っていると、
なにかこの状況を打破出来る作戦があるのかと少し期待し、振り向いた"が"想像外の行動を銀時はとった。
白髮をフサフサに生やした頭がさらりと此方の方へ向いたと同時に落ち着く匂いがふわりと香る。
その直後、愛犬を見せびらかすように私の唇を奪った
キス
たった数秒のはずなのに、ずっと接吻されてる感覚が続いている。
私はりんごのように真っ赤になり、それに銀時は微笑んでいる一方高杉は目を丸くし、血管が切れそうな程睨んでいた
晋助が「じゃあ」そう言ったと同時に高杉の持っていた刀が銀時の"胸をつらぬいた"
銀時は見たこともない鬼の形相で高杉を睨みながら私に
そう言ってくれた
でも、2人で逃げなきゃ死んだも同然にきまってる。
銀時と逃げようとした、したけど
でも体力も精神もボロボロだったため逃げる暇もなくすぐに
鬼兵隊に捕まって身動きが取れなくなってしまった
晋助は最初から銀時を殺させて銀時への好意無くさせる為に一芝居売っていたのを今確信した。
生き残ったとしても両足も使えない、腕も片方ない。
精神的にも肉体的にも辛いよね
だったらいっそのこと殺したほうが…
いやいやいや生き残れる可能性はあるから諦めちゃ、駄目に決まってる
でも銀時の為にも…
でも心のどこがで殺して楽にしてあげたいと思っている自分がいた。
そんな自分が情けなくて溜まらなかった
晋助の言葉を耳にした瞬間、私は絶句した。
晋助がテレビに、神楽、新八が荒く取り押さえられている動画が映っていた
ますます過呼吸に陥った。こそで1つの回答に辿り付いた
「私が死ねばいいのでは?」
私だって、
本当は死ぬのなんか嫌、死ぬ程嫌たけど
私1人が死ねば5人も助かるなんて容易いもの
そう考えいざ提案したが、これが元凶になってしまった。
「お前ェが死ぬなら俺を殺せ!じゃなきゃ勝手に死ぬ」
そう言って銀時の悪いのうな良いような癖に火がついてしまった
銀時からお願いは断われないや…
気持ちを切り替え、止まらない涙を拭って刀をとった。
【 ス パ ンッ 】
心の中で、何度も何度も作がないか必死で考えた。
でもなにもなかった
でも切る以外の選択肢が思いつかなかった
これでいいんだよね、本人がそう望んだんだから
もうなにも考えられない。
銀時が死んだなら私も死にたい
例えそれが地獄であろうとそれ以上残酷な場所であろうとも
だけど神楽や新八、お妙を残しては死ねない
銀時から託されちゃったんだもん
私は頭がパンクして膝を落としてしまった
もう、なにも考えられない
そう言うとぎゅっと抱き締められた
冷たいのか温かいのか分からない体温がじわっと心に染みる
殺させた本人にこんなことされたくなんかないけど今はこうでもしないと死にたくなる
あぁなんだか晋助なら、銀時の穴埋めにもなるのかも。
銀時の次に仲良かっただけあって憎めない。
本気で私を好きなのが伝わる
晋助なら銀時を忘れさせてくれるかもしれない
でも神楽達はどうしよ、託されたからにはなんとかしなきゃ
晋助を選ぶか神楽達を選ぶか…
もうなにがなんだか分かんないや
晋助、本当に本気なんだなって分かった
だからなのか気が緩んで眠気が襲って意識が遠くなり私はその前寝てしまった
なにかされるかもしれないけどもうそんなことどう
でもいいや。
目覚めて聞いた第一声は、低くずっしり重い声色だった
病室の隣に座っている晋助。
少し寒気がするくらい薄い普段に柔らかすぎる枕。
それに頭に手を乗せている晋助
なんだよこの状況。
でも、これはこれで幸せになれるのかもしれない
だけど銀時なら皆んな達いっぱい連れてきてかすり傷でも大騒ぎしてるくらいだからどうなってたんだろう笑
それで新八に「アンタは人の心配より自分心配しろォォォォ」って怒られてるの想像出来るわ
また銀時がいればの想像…か
こんな具合で徐々に心を打ち解けていった。
「今体の状態が悪く遠くの病院で体が治り次第万事屋に向かう」
そう伝えているので今は晋助と鬼兵隊達と仲良くやっている
万事屋ってなに?
あれ、誰に伝えるんだっけ
さっきまでなにか考えたけど…
あれは夢なのか?
最近はなにかを思い出しては忘れての繰り返し。
時々…いや2日に一回くらいの頻度で誰かが夢に出てくる。
誰かが「帰ってこい」と呼びかけてきたり、
その誰かと別の誰かが私が寝ているのをみて泣いていたり。
そして夢に出てくる白髪の男の人は誰なんだろう
白髪の男の子とチャイナ服の女の子、眼鏡をかけた男の子が何回も私の名前を呼びかけてくる
会ったこともないのに名前を知っていて、いつも泣いていた。
一体あの3人は誰なんだろう、
私が「気にしないで」と言う前に晋助は優しくしっかりと抱き寄せた
りんごみたいに赤くなってる私を見ながら薄っすら笑い、耳元で囁いた
一旦私を話して、こういった。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!