第21話

最終回
238
2025/11/16 01:31 更新
司side

こんなことがあるのか。
一度消えた俺のセカイが、新たに生成された。
司?¿
…俺の、セカイ
新しい、俺の想い。
それはもう聞かれずともわかっている。
類への愛だ。
つかさくん…?
司?¿
あぁ、なんでもないぞ
そう…?
こてん、と首を傾げる類の頭を優しく撫でる。
今作られたセカイ、というのは、今の俺の想いが反映されているということか。
…今、このセカイに行けば、類ともっと愛し合えるのか?
司?¿
…類、少し良いか?
うん?どうしたの?
司?¿
ちょっとこのスマホを見ていてくれ
?うん
類と距離を近づけて、スマホの画面を自分たちに向ける。
そして俺は、「untitle」を再生した。

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司?¿
…うお
つ、つかさくん…?ここどこ…?
司?¿
安心しろ。何があっても、俺が守ってやる
!うん…!♡
俺の新しいセカイは、一見、元のセカイと変わりはなかった。
ステージがあり、観覧車があり、メリーゴーランドが回っている。
もしここで、あのセカイが復活した、というのなら、前のミクたちも復活している、ということになる。
万が一にもそんなことがあれば、そこでミクたちを殺すつもりではある。
ガサッ…
!?なに…!?
司?¿
…あれは
初音ミク
…マスター…
司?¿
…ミク
KAITO
…ミク?…マスター…?
司?¿
…KAITO、だな
つ、つかさくん…?誰、?この人たち…
司?¿
…類、少し下がっていろ
類に何かあってはいけないので、類を自分の後ろに立たせる。
初音ミク
…マスター、私たちは、マスターの大切なものを壊すつもりはない
司?¿
…?
KAITO
僕たちは、全部マスターの言う通りにするよ
司?¿
あぁ、なるほど。そうか。
ここは…俺の新しい想いでできたセカイ。故に、ミクたちもその俺の想いによって変わったのだ。
司?¿
…では、ショーが出来るような小道具とかはないか?
初音ミク
小道具?
司?¿
あぁ。すぐそこにステージがあるだろう?そこで類とショーがしたいんだ
KAITO
…うん、分かったよ、マスター
すぐにミクとKAITOがステージの裏側に回った。
二人は裏方として俺をサポートしてくれるらしい。
司?¿
類、良いか、よく聞いてくれ
?うん
司?¿
今日からここが類の…いや、俺たちの家だ
ぼくと…つかさくんの?
司?¿
あぁ、そうだ
こてん、と首を傾げている類の手をそっと掴む。
司?¿
ここなら、俺たちは本当の意味でずっと一緒にいられる。ここでなら、俺が外に出ていくこともない
そうだ。俺と類以外誰も入れないセカイに入ってしまえば、もう外に出る必要はない。
俺の想いでなんとでもできるのだから。
ほんとに…?じゃあ、ぼく、お家で一人でお留守番してなくていいの…?
司?¿
勿論だ
そう言うと、類の顔がぱっと輝いた。
初音ミク
…マスター?ショーの準備ができたよ
司?¿
あぁ、ありがとう、ミク
ミクの感謝の言葉を告げ、類の方に向き直す。
司?¿
類、先程のショーの内容を、もう一度見せてくれないか?
?うん、いいよ。でもなんで?
司?¿
ショーをしよう、類。あそこにステージがあるのが見えるだろう?ミクとKAITO…さっきいた二人だが…ショーの準備をしてくれたんだ
ショーを…!?できるの、つかさくん!
輝いていた類の顔が、さらに明るくなる。
司?¿
勿論だ…さぁ、始めようか?類。このセカイ檻の中で、二人だけのショーを、な♡


















檻の中で、二人だけのショーを

終幕

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