バックをドサッと投げ、俺は力なく勉強机の前の椅子に座る
疲れた…
しょうがなくノートを取り出しテキストを取って勉強を始める
あ、いつもこんなに帰ってすぐ勉強する偉い人なわけないよ?
ただ…今は…なんとなくなにも考えたくないから
勉強って頭をからっぽにしてくれない?
その教科のこと以外考えなくて済むし
カチカチとシャーペンを押しまた芯を出す
筆圧強いのだめだなぁ…
机の引き出しを空け小さく折りたたまれたチラシを取り出す
久しぶりにみんなで出かけられる
遊ぶことができるんだ
屋台で遊んで美味しいもの食べてみんなで笑って
うん、楽しくないわけがない
そんな事考えたら、自然と顔がほころんじゃうじゃん
もう日がだいぶ長くて、夕方もジリジリと暑いね
遅い時間まで遊べるといいなぁ
暑い西日が俺の顔を照らす
もう勉強なんて頭から抜け落ちて、ベッドにゴロンとダイブして上機嫌で鼻歌を歌う
……あれ…勉強してたはずなのに…
もしかして俺の成績上がらないのってこういうすぐほかのことに流れていくせい?()












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!