『ちょっ、まって』
ソンチャンは乱暴にシャツをはだけさせると、抵抗しつつある私の腕をシートに押さえつけた。
「……ちょっとぐらいいいだろ」
『ちょっとって……』
全然ちょっとなんかじゃない。そしてここは車の中だ。
なんの前触れもなく突然路肩に車を停めると、ソンチャンの方から襲いかかってきた。
いつもはこんな事しないのに…なんて不思議に思う反面、初めての状況に興奮を隠しきれない。
「このまま帰したくないし」
そう言うとまるで黙らせるようにキスで唇を塞ぎ、空いている手をスカートの中に忍ばせた。
スマホからの着信音が絶えない。きっと母親からだ。
ダメなのに…そう頭で考えながらも、オス丸出しで求めてくるソンチャンが愛しくてたまらなくなる。
「今日のデート中も本当は」
『…っ』
「我慢できなかった」
そう吐き捨て、車のシートを倒すと本格的に上に覆いかぶさってきてしまうソンチャン。
ベッドでするより何倍も狭く、身動きも取れそうにない…だけどいつも以上に興奮してしまうし、いつも以上にソンチャンの香りが充満していておかしくなってしまいそう。
そんな事を考えている間に、いつの間にかソンチャンの手が直接私の秘部に触れていた。
思わず身体をビクンっと反応させる。
「……」
『、く、ぅ』
「もー濡れてるけど」
ニコっと目だけ笑いながら、私の反応を見て楽しんでいるようだ。
いつもの行為の時と変わらない。だけど、いつもより少しSな気もする。
涙目のままソンチャンにキスを求めると返してくれた。
まだ帰りたくない…
*
「きつくない?」
『っ、ぁ』
必死に首を縦に振ると、満足そうにソンチャンは私の中で動き始めた。
肌のぶつかり合う音が、いつもよりも狭い車内という空間に響いて恥ずかしい。
“早く帰らなければならない”という罪悪感が今の状況を更に興奮させた。
『あっ、…ん……や…、………も、声出ちゃ…』
「いいよ」
『やだ、……はずかしっ』
腰を掴んで、強く揺すりあげる。濡れてぬかるんだそこは卑猥な水音を立てながら、奥へ奥へと更にソンチャンのものを引き込んだ。
激しい腰の動きに、ギシギシと車体が音を立てる。
だけどもう私にはそれを気にするだけの理性なんて残っていなくて、すすり泣きながら必死に熱を受け入れるしかなかった。
ソンチャンが好き…大好き、そんな事しか考えられない。
「次はいつ会える?…」
『っ、……しら、なぃ』
「そんなこと言うなら帰さない」
耳元で甘く囁かれるソンチャンの声に、私の身体は反応しまくりだ。
言葉や声は全部甘いけど、ズカズカと入り込んでくるそれはいつも力強くて“私はソンチャンのもの”だということを改めて思い知らされる。
気持ちいい…この時間がずっと続いて欲しい。そう思うほど感じやすくなってしまい、どうしようもない。
『〜っ』
黙って勝手にイってしまうと、ソンチャンは追い打ちをかけるように腰の動きを速めた。
「…、」
「もうこんな事しないから、今日は許して」
そう言いながら果てるソンチャン。
心の中で、「またして欲しい」って思ってたのは秘密。
NEXT
リクエストありがとうございました
下手すぎて後半よくわかんなかったけどこれからも見て頂けると嬉しいです( ; ; )
次はウォンビンくん書きます〜
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!