しんと静まり返っている街
その街の道に少女が一人
倒れていた────
少女が目を覚ますとそこは知らない場所だった
……いや覚えていたくなかっただけかもしれない
自分自身の犯した罪のことを
たとえ︎︎それが"︎︎操られていて"︎︎した事だとしてもとしても
『あッ……ごめッ…ごめんッ…なさいッ…』
少女は必死に謝る
だってそうでもしないと罪悪感に押しつぶされそうだったから
自分の犯した罪に耐えられそうになかったから
……少女は言った
「すぐにでもッ…すぐにでも死んでしまわないとッ…
またッ…また誰かを傷つけてしまうッッッ」
と
数分後……いや5分ぐらいだろうか
少女は落ち着きを取り戻した
そしてケツイを固める
「…よし…すすもう
進まないと何もはじまらない…」
そう呟くと少女は歩みを進めた
自分自身をこのセカイから消し去ってしまう為に
少女は進む
雪の舞い散る中
ウォーターフェルへと続く道を────
そこは綺麗な水辺だった
「わあ……綺麗…」
少女はそう言ったあとこう続ける
「……こんな光景見たくなかったな
この世に未練が残ってしまう…」
……これから起こることも知らずに少女はそう呟いた
〈Undyne視点〉
……最近アイツの姿を見かけない
電話にも出ないしアイツの兄貴の姿も見ない
……いや、今はニンゲンを殺すのが最優先だ
だって────
"︎︎どうせニンゲンがアイツを殺したのだろうから︎︎"︎︎
ワタシの前に現れてみろ
その時がキサマの最期だ
〈Undyne視点終了〉












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。