第3話

第1話 日常
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2024/01/24 13:44 更新
私はあれから親戚に引き取られ育ててもらった

親戚の人達は皆優しかった、だがどこか腫れ物にさわるみたいな態度だった

私は中学校入学と同時に一人暮らしを始めた
物件の名義人とかは親戚の人だが、一人暮らしを始めてから一度も尋ねてきたことは無い

だが、高校生ともなると今の家では何かと雄英に遠いので消太さんに相談することにした
(なまえ)
あなた
消太さん、どこかにいい物件ないかな?
相澤消太
物件?なんでだ?
(なまえ)
あなた
一人暮らししてたんだけど、引越ししようと思ってね
そう言った時の消太さんの顔⋯凄かった
すごく驚いた顔をしたと思ったら真顔になってこんなことを言い始めたんだもん
相澤消太
⋯はぁ?その歳で一人暮らし?今までよく無事だったな。女の一人暮らしなんか何かあってからじゃ遅いんだぞ?しかもあなたは高校生になるばかりだろ?まだ親戚の人達と暮らしてた方がいい
(なまえ)
あなた
⋯消太さんの言いたいことは分かるよ?でもね⋯?親戚の人達私のことを腫れ物扱いするの⋯最初は優しいだけどと思った⋯だけどだんだん言葉がわかるようになってきて優しいんじゃなくて哀れんでるんだって⋯
相澤消太
それは⋯
(なまえ)
あなた
確かに私は両親を亡くした⋯でも前を向いてるしそばにいるって分かるから大丈夫なのに⋯居心地悪いの、だから一人暮らしするって言ったら安堵してたよ
消太さんは怒った顔をし始めた
きっと私に対して怒っているのだろう⋯私がわがままだから⋯
(なまえ)
あなた
ごめんなさい⋯私わがままだったね⋯やっぱり一人暮らしは⋯
そう言いかけた時消太さんが私の言葉を遮ってこんなことを言い出した
相澤消太
俺の所に来るか?まだ部屋は残ってるし俺がいれば防犯も大丈夫だ。何かあれば連絡くれたら飛んでくるし、なっ?そうしろ
私が呆然としているのを横目で見ながら1人で勝手に必要なものリストを作っている消太さん
これが合理的だって言いながら顔はにこやかなんだけど⋯なんで?
私も消太さんと暮らすのは嫌じゃないから⋯まあいいか!
(なまえ)
あなた
なら、お世話になります!消太さん!
それからがかなり早かった
消太さんが休みの日に親戚の家に来て何やら話し込んでたみたい
私が引越しの荷物を運び出してる時ちらっと親戚の人の顔が見えたけど何やら消太さんに怯えてる様子だった
本当に何したの?
相澤消太
荷物はそれだけなのか?
消太さんが驚くのも無理は無い
私の荷物ダンボール3つ分なんだもの

実は私が必要なものを買ってとお願いしても親戚の人は了承しなかったのだ
お小遣いもくれなかった

私は友達とかに頼んでお下がりを貰っていたのだ
(なまえ)
あなた
うん、これだけだよ?
相澤消太
⋯行くぞ。時間は有限だ
消太さんは私の荷物を車に乗せて私の腕を引っ張り車に乗せた
相澤消太
ちょっと待ってろよ
そう言うとまた親戚の人のところに行った
やはり怒っていたのか⋯
荷物が少ないのはいい事なんだけどな⋯荷解きが楽だから⋯

きっと明日は買い物をするんだろうな⋯
主に服を⋯また消太さんに気を使わせてしまう

私は下を向きながら悔しくて唇を噛む
相澤消太
迷惑じゃないし、気を使ってる訳でもない。
俺がしたくてしてるんだ、気にするなよ?
いつの間にか戻っていたらしく消太さんはこう言ってくれた

昔からそう⋯私が困ってる時⋯泣いてる時⋯苦しい時
いつもいつも消太さんが傍に居て慰めてくれた

やっぱり消太さんは私のヒーローだ!
(なまえ)
あなた
ねぇ?親戚の人達顔が真っ青なんだけどどうしてなの?
相澤消太
あなたが気にするような事じゃない。それは合理性に欠ける。さぁ、行くぞ
強制的に話を終わらせて消太さんの家へと向かった



それから荷物を2人で下ろし荷解きを始めた
今日からここが私の家⋯消太さんと暮らす場所なんだ⋯
私は少しだけ笑ってしまった
相澤消太
ん?なんかあったか?
(なまえ)
あなた
ううん!ただね?ただいまやおかえりって言ってくれる人がいるのはいいなって思っただけ!
私が言っても親戚の人達は言ってくれなかったから⋯
当たり前のことがこんなにも嬉しいなんて忘れていた⋯

消太さんは私を抱きしめてこう言った
相澤消太
今日からここがあなたの家だ。だから遠慮せずなんでも言ってくれ。
あなたは俺が守る
嬉しかった⋯本当に
だけど守ってもらうばかりじゃ嫌なんだ⋯私だっていつかは消太さんを守りたい…
今はまだ守れないけどいつか必ず貴方を守るからね?
それまで待っていてね?
そう心の中で思いながら消太さんの背中に腕を回す

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