私はあれから親戚に引き取られ育ててもらった
親戚の人達は皆優しかった、だがどこか腫れ物にさわるみたいな態度だった
私は中学校入学と同時に一人暮らしを始めた
物件の名義人とかは親戚の人だが、一人暮らしを始めてから一度も尋ねてきたことは無い
だが、高校生ともなると今の家では何かと雄英に遠いので消太さんに相談することにした
そう言った時の消太さんの顔⋯凄かった
すごく驚いた顔をしたと思ったら真顔になってこんなことを言い始めたんだもん
消太さんは怒った顔をし始めた
きっと私に対して怒っているのだろう⋯私がわがままだから⋯
そう言いかけた時消太さんが私の言葉を遮ってこんなことを言い出した
私が呆然としているのを横目で見ながら1人で勝手に必要なものリストを作っている消太さん
これが合理的だって言いながら顔はにこやかなんだけど⋯なんで?
私も消太さんと暮らすのは嫌じゃないから⋯まあいいか!
それからがかなり早かった
消太さんが休みの日に親戚の家に来て何やら話し込んでたみたい
私が引越しの荷物を運び出してる時ちらっと親戚の人の顔が見えたけど何やら消太さんに怯えてる様子だった
本当に何したの?
消太さんが驚くのも無理は無い
私の荷物ダンボール3つ分なんだもの
実は私が必要なものを買ってとお願いしても親戚の人は了承しなかったのだ
お小遣いもくれなかった
私は友達とかに頼んでお下がりを貰っていたのだ
消太さんは私の荷物を車に乗せて私の腕を引っ張り車に乗せた
そう言うとまた親戚の人のところに行った
やはり怒っていたのか⋯
荷物が少ないのはいい事なんだけどな⋯荷解きが楽だから⋯
きっと明日は買い物をするんだろうな⋯
主に服を⋯また消太さんに気を使わせてしまう
私は下を向きながら悔しくて唇を噛む
いつの間にか戻っていたらしく消太さんはこう言ってくれた
昔からそう⋯私が困ってる時⋯泣いてる時⋯苦しい時
いつもいつも消太さんが傍に居て慰めてくれた
やっぱり消太さんは私のヒーローだ!
強制的に話を終わらせて消太さんの家へと向かった
それから荷物を2人で下ろし荷解きを始めた
今日からここが私の家⋯消太さんと暮らす場所なんだ⋯
私は少しだけ笑ってしまった
私が言っても親戚の人達は言ってくれなかったから⋯
当たり前のことがこんなにも嬉しいなんて忘れていた⋯
消太さんは私を抱きしめてこう言った
嬉しかった⋯本当に
だけど守ってもらうばかりじゃ嫌なんだ⋯私だっていつかは消太さんを守りたい…
今はまだ守れないけどいつか必ず貴方を守るからね?
それまで待っていてね?
そう心の中で思いながら消太さんの背中に腕を回す













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。