周りを海と山で囲まれたこの田舎町の坂を勢いよく下り
学校に向かう
海の近くにある客数減少が原因で潰れた商店街
そこの出口にある少しボロめの街灯
2年ぐらい前まではちゃんと機能していて
役立っていたのだけど
今ではもう夜になっても点滅するだけのホラー雰囲気製造機となってしまった
その街灯の前に止まり眺めていると
友達のスアンだ
人見知りが激しくていつも私の陰に隠れている
「ミニの彼女ちゃん」です
皆さんもご察しのように
私とミニはこのホラー雰囲気製造機である街灯の下で
キスをした、カレカノでもないのに、ね
2人で仲良く登校をして
同じ教室に歩幅を合わせて向かう
教室に入ってすぐ聞こえる
男子達の騒がしい声
混ざっているけど混ざりきれていない
そんな印象を持たせるようなスタイルと顔面を持ったミニも
その男子達と一緒に遊んでいる
ミニの姿を見るだけで
胸が締め付けられる














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!