雄英に入ってから早くも数日が経ったある日
俺はB組の扉の前で覚悟を決めていた
何故俺がB組の扉の前にいるか、それは昨日に遡る...
一緒に帰っていた寧人に突然そう聞かれた
寧人は昔から、人と話すのが苦手で孤立しやすかった俺に助け舟を出してくれたけど
今回はクラスが離れてしまったから大丈夫かと心配してくれているのだろう
A組は皆キャラが濃すぎるし明るすぎる、流石にコミュ障にそれはキツかった
俺がそう話すと寧人はふわりと優しく微笑んで
なんて言ってくれた
そして今の状況に至る
俺がB組の扉の前で立ち止まっていたら突然
教室の中から声をかけられた
俺は少し驚きながら見るとそこにはオレンジ色の髪の元気そうな女の子がいた
一瞬寧人と言いかけたのを飲み込んで、女の子にそう話す
するとその子は
なんて言いながら、寧人の方へ歩いていった
その後すぐに寧人がパタパタと少し小走りでこちらへ来て
なんて言って俺をB組の教室へと招き入れようとしてきた
一応俺は教室と廊下の境目辺りの位置取りをしながらそう話す
寧人との会話は至って普通で、さっきの授業が難しかっただとか
クラスの誰々がうるさかったとかそんなものだ
そんな会話をしていた時、後ろから
なんて相澤先生の声が聞こえた
俺はそう言い、手を振ってB組を後にした












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!