第49話

番外編:ぽっぽず
998
2025/04/21 10:41 更新
ーHAN sideー

はん
はん
はぁ、、はあ、
今日はカムバに向けたダンスの練習。

でもなんだか体がすごくだるい、、。


だけど!!!
STAYにいいとこ見せるためにちゃんと踊らなきゃ、、!
りの
りの
1,2,3
ひょんじん
ひょんじん
ひょんん泣泣
これ樂なのに全然楽じゃなーい泣泣
りの
りの
ダンスラチャがそんなこと言ってどうすんだ!!!
はな、とぅる、せっっ!!!
ちゃんびん
ちゃんびん
ちょ、、もう、、むりぃ、

リノヒョンがスパルタしてる。笑

わかるよ、俺もこのステージが今後において大事になってくると思う。
ばんちゃん
ばんちゃん
りの、、笑
そろそろ休憩しない、?
あいえん
あいえん
はぁ、、、だめです、もう、
りの
りの
ったく。しょうがない。
一回休憩な!!
ひょんじん
ひょんじん
やったぁああ!!!
りの
りの
お?ヒョンジナまだ喜ぶ体力あるんなら
まだヒョンとやるか??お???
ひょんじん
ひょんじん
ゼェハァゼェハァ...

エアフラまじで面白いな、、、笑

そう思いながら休憩しようとすると。
はん
はん
あれっ、、?
急に体が傾いて、眼の前が真っ暗になった。
はん
はん
はっ!!!
はん
はん
っ痛ッ、、!?
体の芯から熱い。
頭もズキズキして、意識が遠のきそうになる。


そんな中、冷たいものがおでこに乗せられた気がして、ハッとする。
はん
はん
ん、、?
カラッカラで情けない声しか出ない。

どうしよう、、カムバまでに治るかなっ、??
あいえん
あいえん
ハニヒョン、、!
はん
はん
い、イエナ、、??
ぼやけた視界にイエナの顔が飛び込んできた。

心配そうに眉をひそめて、こっちを見つめてる。
あいえん
あいえん
ヒョン、熱、出しちゃったんです。
大丈夫、ですか...?

イエナの声は、いつもみたいに明るくなくて、すごく心配そうで、それが逆に胸に刺さる。
はん
はん
……ごめん……僕のせいで……
迷惑かけてるなって思うと、余計に気分が沈む。

あいえん
あいえん
謝らないでください。
イエナはそう言って、俺の手をそっと握ってくれた。
あいえん
あいえん
今はゆっくり休むことが一番ですよ!
熱いのに、その手のひらから伝わる温もりが、なんだかすごく心強くて。


イエナのこういう優しいところ、昔から変わらないな、、、




初めて会った時から、イエナの笑顔は太陽みたいだった。

一緒にいると、くだらないことで笑い合えるし、遠慮なく話せる。

あいえん
あいえん
何か欲しいものありますか? 水、持ってきましょうか?
イエナが心配そうに聞いてくる。
はん
はん
……んーん……大丈夫……。そばにいてくれるだけで……
そう言った自分の声が、思ったより小さくて、ちゃんと聞こえたかなって不安になった。

でも、イエナは
あいえん
あいえん
はい、ここにいますよ。笑
って、優しい笑顔で答えてくれた。
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が温かくなるのを感じた。

いつもは自分がみんなを引っ張っていくのに、今はイエナの存在が、こんなにも自分の支えになっている。


イエナの優しい声、温かい手のひら。

それら全てが、今まで何とも思わなかったはずなのに、遊園地に行ったあとからすごく特別なものに感じる。


熱でぼーっとする頭の中で、ある感情だと理解した。


はん
はん
…これが、恋、なの..…?




苦しくて、しんどくて、意識も朦朧としているのに、イエナがそばにいるだけで、心が少しだけ明るくなる。


その事実に、俺は初めて気づいたんだ。

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