ーHAN sideー
今日はカムバに向けたダンスの練習。
でもなんだか体がすごくだるい、、。
だけど!!!
STAYにいいとこ見せるためにちゃんと踊らなきゃ、、!
リノヒョンがスパルタしてる。笑
わかるよ、俺もこのステージが今後において大事になってくると思う。
エアフラまじで面白いな、、、笑
そう思いながら休憩しようとすると。
急に体が傾いて、眼の前が真っ暗になった。
体の芯から熱い。
頭もズキズキして、意識が遠のきそうになる。
そんな中、冷たいものがおでこに乗せられた気がして、ハッとする。
カラッカラで情けない声しか出ない。
どうしよう、、カムバまでに治るかなっ、??
ぼやけた視界にイエナの顔が飛び込んできた。
心配そうに眉をひそめて、こっちを見つめてる。
イエナの声は、いつもみたいに明るくなくて、すごく心配そうで、それが逆に胸に刺さる。
迷惑かけてるなって思うと、余計に気分が沈む。
イエナはそう言って、俺の手をそっと握ってくれた。
熱いのに、その手のひらから伝わる温もりが、なんだかすごく心強くて。
イエナのこういう優しいところ、昔から変わらないな、、、
初めて会った時から、イエナの笑顔は太陽みたいだった。
一緒にいると、くだらないことで笑い合えるし、遠慮なく話せる。
イエナが心配そうに聞いてくる。
そう言った自分の声が、思ったより小さくて、ちゃんと聞こえたかなって不安になった。
でも、イエナは
って、優しい笑顔で答えてくれた。
その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が温かくなるのを感じた。
いつもは自分がみんなを引っ張っていくのに、今はイエナの存在が、こんなにも自分の支えになっている。
イエナの優しい声、温かい手のひら。
それら全てが、今まで何とも思わなかったはずなのに、遊園地に行ったあとからすごく特別なものに感じる。
熱でぼーっとする頭の中で、ある感情だと理解した。
苦しくて、しんどくて、意識も朦朧としているのに、イエナがそばにいるだけで、心が少しだけ明るくなる。
その事実に、俺は初めて気づいたんだ。


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!