京本side
朝起きたら身体が怠くて、熱くて、
でもめちゃくちゃ寒くて、
これやったなぁって思った
熱を測るとやっぱり発熱してて、
なんも考えることが出来なくて
ぼーっとしてたら時間がどんどん過ぎてった
何もしてなくても時間が経つにつれて
症状は悪化していくし、
咳も出てきて動くのが辛い
けど今日はライブに向けてのダンス練習がある
もう練習できる時間も少ないから
絶対に休むことは出来なくて…
気合いで起き上がり、
適当に準備をして
家を出ることにした
身体が弱ってるせいか、
楽屋に着くまでに
いつもの倍かかってしまった
俺の体は限界が来てたのか、
その場に座り込んでしまった
俺が手を伸ばすと北斗が軽々持ち上げてくれて、
ソファまで運んでくれた
でもなんか寂しくて、
そのまま隣に座った北斗にくっつくと
膝に乗れてくれて、嬉しくて抱きついた
北斗に体温計を挟まれ、体温を測られた
音が鳴るまで、
北斗の膝の上で体を起こしてたからキツくて、
音が鳴って北斗が体温計を抜いた瞬間に北斗に倒れた
そんな熱高いんだ…
キッツ…
咳が止まらなくなってきて、
北斗の胸に顔を埋めていると、
突然体を起こされた
でもちゃんと支えられていて、
倒れることは無かった
病院だけは絶対に行きたくない…
北斗にトントンされて気持ち良かったのか、
気付いたら俺は眠っていた


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。