第6話

いじめ…?
2,141
2025/03/19 14:50 更新




日に日に、学校に行くのにだるさを感じるようになった。



理由は分かってる、あの転校生のせい。
と言うよりもその周りの女子たちのせいかな…。









あなた
咲菜がいることだけが唯一の救い
咲菜さきな
なにいきなり、こわい
あなた
こっちの話
咲菜さきな
……





とまあ、学校に着くとさらにだるさが増す。




何も考えずに頭を空っぽにして下駄箱で靴をはきかえた。
女子から陰口言われることは確定してるんだから、なにも考えない方が絶対いい。





生徒
あいつだよ、昨日の女
生徒
3人にちょっと話しかけられただけで調子乗ってるよね、ひろぱを救ったヒーロー気取りしちゃって


咲菜さきな
あなた、早く行こっか
あなた
…うん



あの時、咲菜は冗談じゃなくちゃんと悩みとして受け取ってくれたんだ、と今初めて知った。





咲菜さきな
トイレ行ってくる
ついでに私のカバンも持って先行っててくれない?
あなた
うん、いいよ















_ @ _
だから諦めなって!
藤澤涼架
藤澤涼架
コスパ悪いよー?
_ @ _
そもそも狙ってないし、俺好きじゃないから



うわ、なんでそこで話してんのよ…



気づかれたくないので、下を向いて早歩きで通り過ぎた。





藤澤涼架
藤澤涼架
あ、ちょうど通り過ぎた
名前なんだっけ?おーい
あなた
……
あなた
(私じゃないよね…)


視界にちょっと入るくらいちいさく振り向き、3人の方を見た。








めちゃくちゃ目が合った。








_ @ _
あは、睨んでる
藤澤涼架
藤澤涼架
若井なんかしたの?
_ @ _
昨日ちょっと会ったんだよね
ねーあなたちゃん!



そう言って3人とも私の方まで歩いてきた



このまま歩いて逃げようとも思ったけどどうせ止められるか



あなた
急いでるので失礼します
_ @ _
嘘つくなってー
何回聞いたと思ってんの?


これすらも通らなくなってしまった。


私いつも話しかけるなオーラ出してるはずなんだけど、なんで話しかけんのよ



_ @ _
若井、昨日会ったの?
_ @ _
うん、助けてくれたんだよね
優しい1面見ちゃった
あなた
助けてないし…
_ @ _
あのあとお礼に2人でどっか寄ってもよかったのにさ。
あ、今日行く?
あなた
(こいつ…)
_ @ _
は?


「ひろぱ」、いや若井は顔を近づけてきた。
まただ。


_ @ _
若井



もっくんは若井の腕を上げ掴み引っ張ってくれた。


あなた
(助かった……)
_ @ _
なにしてんの?
藤澤涼架
藤澤涼架
元貴、怒っちゃった?
あなた
あの、私もう行きます






あ、よかった
止められなかった








_ @ _
若井でも許さないから
_ @ _
えー?
藤澤涼架
藤澤涼架
元貴まさか、あなたちゃんのこと好きじゃないよね
_ @ _
好きとかじゃないってさっきから言ってんじゃん
_ @ _
ならもう関わるのやめなよー
あんなの疲れるだけだって。色目使っても全然動じないし
_ @ _
色目使うなよ…






教室に入り、カバンを開けて教科書などを出した。


ホームルームまで時間結構あるし、もうすぐ定期考査があるので勉強することにした。















ガシャーン!!
















あなた
(…え)
生徒
あ、ごめん笑



机の横を通った女子が、わざとらしく私の筆箱を落とした。


落ちた筆箱からは文房具がたくさん散らばり出た。





あなた
……




あからさまないじめが始まったのは、このときからだった





ペンをしまって筆箱を机の上に置き、


教科書も全部机の中にしまった。



生徒
え?勉強辞めんの?
生徒
こんなので辞めるんだ、うける笑
ごめんって
あなた
はぁ……
咲菜さきな
あなたー!ありがと、カバン
あなた
うん、



咲菜を失ったら本当にこの学校で生きていけなさそうだな



咲菜さきな
あの3人ってさ、頭いいらしいけど
あなたより頭いいのかな?
あなた
私よりって、私そんな頭良くないよ
咲菜さきな
いつもクラスで順位一桁なくせに
あなた
総合でね。
化学だけは絶望的だよ笑
咲菜さきな
今度教えてよ、私は化学どころじゃないんだから


得意科目は歴史だとか、
こんな日常的な会話ができるのも当たり前じゃないのかもしれない。






そして、いよいよ定期考査が始まる。











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