切れかかった物をまとめて買いに来た私は用が済み帰路についていた
人通りの少ない裏路地
そこを通れば私の家までの道に出る
普通に帰るよりも早く帰れるのだ
そんな呑気な事を考えて居ると、いきなり後ろから何かで口を塞がれ意識が遠のいて行った
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どのくらい眠っていたのか、私が目を覚ますと真っ暗な部屋にいた
イルミは聞いていたんだ
私とシルバの会話を
そう言われたと思ったら、首筋にチクッと痛みが走った
目の前にいる男の手には注射器が1つ
その瞬間から私の体には力が入らなくなっていた
イルミは覆い被さるように私を押し倒した
〜ヒソカside〜
家に帰ったら連絡すると言っていたあなたから連絡がない
少し気に過ぎなのかと大人しく待っていたが、夜になっても一向に連絡はない
妹に電話をかける
何かあったのだろうか
あなたが電話に出なかった事など今までにはない
〜ヒソカside終了〜
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翌日やっと解放された
イルミによると「何となく分かったらもういい」だそうだ
ヒソカの元に帰りたい。ヒソカに会いたい。
きっと彼なら私を優しく抱きしめてくれる
そう信じて足をヒソカの家へ進める
ピンポーン
チャイムを鳴らずが誰も出てこない
仕方がない、自分の家へ帰ろう
そう思い、家へ帰りドアノブに手をかけると鍵は開いていた
この間と一緒だ…あの日、イルミが家へ来た時と
もしまた彼がいたら私はどうすればいいのだろう
やっと解放されたのに…
恐る恐る中へ足を進めるとそこに居たのは予想外の人物だった
私はヒソカの質問にも答えず抱き着きにいった
私は何も言えなかった
私とイルミの間にあった事をヒソカが知ればきっと…イルミの元へ行ってしまう
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!