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第1話

貴方を愛せる勇気
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2026/02/12 08:39 更新
あなた
あなたの一人称も滝夜叉丸といっしょがいい……

あなた
喜八郎も三木ヱ門も分かってくれないの!!やっぱあいつらはあなたの一人称らとは違う世界生きてるんだ!

あなた
あなたの一人称を理解してくれるのは滝夜叉丸、お前だけ。

あなた
あなたの一人称が死んだって誰も気付きゃしないよ。お前を除いて、ね


私はお前をどう愛せばいい、
私は小さな花壇の花を踏み荒らしてまでお前を見つけ出した。でも見つけ出した先は…広く、どこまでも花が続いていそうな場所だった。

私は花壇と言う名の檻の中だけを探し回って、その檻に囚われていただけだった様だ。
お前は何にも囚われていない広大な草原に咲く千輪の花の一輪であったろう。

平滝夜叉丸
私はお前に出逢えてよかったよ。あなたの下の名前。
あなた
あなたの一人称だって!

のに、愛せる勇気が無い。この人は何処から愛すべきなのか。
私なんかが愛していいのか?










                              「いいんだよ」

真面目に考えているんだぞ、誰だ?

                      「あなたの一人称のこと、愛していいよ」








平滝夜叉丸
有難う、でも…この完璧でスーパースターである私である限りは……

表に出さないと決めているんだ。

あなた
ありがとう。ごめんなさい。滝夜叉丸と解り合えるのはあなたの一人称だけ。
あなた
本当なら仲間、友達として好きで済ませたかったんだけど…









あなた
あなたの一人称も、きみのこと……好きだなぁ…

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